お墓参りのマナーとは?線香の向きや本数をまとめて解説!

何かと行く機会がある「お墓参り」ですが

正しいマナーを知っているか?

と聞かれると戸惑いを覚えることもあります。


今回は、お墓参りの正しいマナーに関して

まとめて調べてみました。

また、定番であるお線香のあげ方などに関しても紹介します。

お墓参りの正しいマナーとは?

お墓参りには、実は特別なルールはありません。

ただし、いくつかマナーはあります。


まず、服装は、基本的には普段着で構いません。

ただし、なるべくキチンとしたものを心がけましょう。

主に亡きご先祖様の供養の為に行きますので

色味が強すぎる服装は避け、身支度を整えることが大切です。


次にお墓参りの作法に関して見て見ましょう。

手を清める

お墓参りをする前に、手を洗って清めます。

御本尊様などり礼拝する

寺院など御本尊様があれば、事前に礼拝をします。

ただし、共同墓地などで礼拝する対象が特にない場合は

この過程は必要ありません。

水を汲みお墓に向かう

続いて水を汲みます。

こちらも寺院であれば手桶などが用意されているでしょう。

しかし、昔ながらの集落に近い山あいなどにあるお墓には

水道設備がないところもあります。

その場合は、事前に用意しておきましょう。

お墓の前で一礼し掃除をする

お墓についたら、まずは墓前で一礼をしましょう。

その後で、お墓と周りを掃除します。

まず墓石周り続いてお墓全体の雑草を処理します。


そして、掃き掃除を行います。

最後に墓石を綺麗にします。

墓石は基本的に水拭きをすれば大丈夫です。


硬いタワシなどは、せっかく綺麗に磨き上げ仕上げられている

墓石を傷付ける可能性があるのでオススメできません。


花入れも忘れずに綺麗にします。

古い花が残っていたら取り除いてあげましょう。丁寧に清めます。

線香や花を供え、お参りする

掃除が済んだら線香や花を供えます。

そして、お参りをしましょう。


宗派によって違いもありますが

手を合わせて軽く目を閉じ礼をします。

故人と縁の深い者から始めることが一般的です。


供養の場合もあれば、感謝を伝えたり

人生の節目の報告などもあるでしょう。

全員、合掌します。

片付け

最後に片付けをすればおしまいです。

帰る際、線香や花以外のお供え物は

カラスなどに食い荒らされる危険性がありますので持ち帰りましょう。

お墓参りの線香はどうするの?

お墓参りと言えば、お線香をあげるイメージが強いですよね。

お線香に関しては、地域や宗派によってやり方が異なります。

その土地のやり方をよく確認しておきましょう。


例えば本数に関してですが、1本ずつ立てるのは

日蓮宗、曹洞宗、臨済宗、禅宗の4です。

2ずつ立てるのは浄土宗

3ずつは天台宗と真言宗とされています。

他にも束で行うところもあれば

お線香は立てないというところもあります。


火をつけた後に、口で吹き消さないというマナーは共通しています。

これは仏教の考え方が深く関係しているのです。


そもそも線香を供えるのは

香りが死者の食べ物と考えられてきたからです。

他にも場を清めるものであるとも言われています。

対して人間の口は、身体・意識と合わせて「身口意」と表現され

人間の悪い行いは全てこの3つのうちどれかから生まれると考えられてきました。


つまり、悪い行動を生み出す汚れのある口からでた息で

神聖な線香の香りを汚すのは無作法だとされているのです。

線香を消す時は、縦に振るようにして火を消すようにしましょう。


お供えする際の向きに関しては決まりはありません。

故人とをつなぐ架け橋になる存在ですので

丁寧に扱ってあげると良いでしょう。

大切なのは、故人を弔ったり感謝する気持ちです。

心を込めてお供えしてあげることが大切と言えます。

お線香のにおいが気になる時は?

お墓参りから帰ってきて

衣服についた線香のにおいが気になってしまうという方もいるでしょう。

その場合は消臭スプレーなどを使って

においを取ってあげましょう。


重曹スプレーも効果的です。

ぬるま湯500mlに大さじ1杯くらいの重曹を入れて

スプレーを作ると便利に活用できます。


最近は、無煙だったり、無臭のお線香も売られているようですので

お線香のにおいが苦手な方がいる場合は

それらを使うことがオススメと言えます。


もともと煙は死者と聖者をつなぐと考えられてきましたが

最近では考え方が変化しており、煙を厭う方もいるようです。

ご先祖様もわかってくれるかもしれませんね。


お墓参りに慣れていない方の中には

線香の買い方がわからないという方もいるかもしれません。

最近では仏具屋さんではなくても

ネットやコンビニで買うことが可能となっています。

線香はお墓参りに欠かせませんので、余裕を持って

早めに用意しておきましょう。


淡路梅薫堂の無煙・無臭に最も近いお線香【なごみ】

まとめ

お墓参りにおいて一番大切なのは気持ちです。

心を込めてお墓参りしてあげるようにしましょう。

お線香のやり方に関しては

自分の地域や宗派のやり方をしっかり確認しておくことが大切です。

意味も合わせて覚えておくと、忘れにくいでしょう。

スポンサーリンク