ある日いきなり湿疹が体全体に生じたら怖いですよね・・・。
強い痒みなどがあり辛いこともあります。
今回は、湿疹が体全体に生じた時に考えられる原因と、対応方法などに関してまとめてみました。
参考にしてみてください。
湿疹とは?体全体にできる原因
湿疹とは、皮膚表面の炎症のことです。
私達の身体には「免疫システム」と呼ばれる機能が働いており、様々な刺激から防御してくれています。
ただし、異物に対して何らかの原因で過剰に反応してしまったり、皮膚の許容量を超えた刺激物などが肌に触れると、湿疹などの炎症を引き起こします。
湿疹の原因は内的なものから外的なものまでたくさん考えられます。
内的なもの
・アレルギー体質
・乾燥肌
・皮脂分泌異常
・発汗異常
・ストレス
外的なもの
・ハウスダスト
・花粉
・ダニ
・細菌
・紫外線
上記であげた以外にも、湿疹を生じさせる原因は存在します。
湿疹が全身に出た時の対処方法
湿疹は、強烈な痒みを伴うものもありますが、掻かないことがとても大切です。
痒みを緩和させるために冷やすなど、肌を労りましょう。
何らかの刺激によって湿疹が引き起こされていますので、原因を探ってみる方法も有効です。
比較的症状が軽い場合は、市販薬を使って経過観察してみる方法もあります。
薬剤師に相談すれば、効きそうな薬を教えてくれるでしょう。
ただし、2日程度様子を見ても湿疹が収まらなかったり、症状が酷いようなら医師に相談することが大切です。
皮膚科にかかることが推奨できます。早めに適切な対応をとることで、早期に治ることが多いです。
もしかしてコレ?疑わしい病名
湿疹が全身に出た場合、疑わしい病名をいくつかご紹介しましょう。
①急性湿疹
全身に急に発症する湿疹のことです。
強い痒みがあり、炎症箇所が湿っているという特徴があります。
進行すると水ぶくれとなります。
②じんましん
じんましんと言っても、アレルギー性のものと、非アレルギー性のものに分かれます。
かゆみ止めで症状が緩和することがあることが特徴です。
③アトピー性皮膚炎
明確な原因はまだわかっていませんが、本人もしくは家族にアトピー体質を有する人がいると発症します。
④貨幣状湿疹
腕時計などの接触アレルギーや静脈瘤から起きる病気です。
強い痒みを伴いジュクジュクしていることが特徴でしょう。
⑤疥癬(かいせん)
ヒゼンダニと呼ばれるダニによって発症する感染症であり、夜に痒みが強くなります。
他にも、全身に湿疹が生じる病気はありますが、素人が判断するのは難しいでしょう。
基本的には軽症のうちに、信頼できる医師に相談することを推奨します。
医師の診断によって、病名や対処方法が明確化すれば、より早く完治する可能性が高まります。
自然治癒することもある?
湿疹の場合、症状が軽ければ自然治癒することもあります。
セルフメディケーションも一般化しつつありますので、まずは、自分で出来る限り対応してみる方法も有効である場合もあると言えるでしょう。
ただし、湿疹などは慢性化すると治りにくくなると言われています。
慢性化させたくないなら、早めに医師に相談してみることが肝要です。
生活習慣を見直してみよう!
生活習慣を改善することで、ストレスが緩和され、アレルギー症状の湿疹などの予防に効果があると言われています。
もし、全身に湿疹が出るようなことがあったら、生活習慣が乱れているサインかもしれません。
この機会に生活習慣を見直してみると良いでしょう。
まず、質の良い睡眠が取れているか見直してみることが大切です。
現代はスマホやPCなどの強い光を使った電子機器が溢れており、知らず知らずの内に身体に負担をかけていることがあります。
毎日決まった時間に就寝して6時間以上の睡眠が確保できるようにしましょう。
寝る2時間前には食事を終わらせ、スマホやPCなどは控えることがオススメです。
湯船にゆっくり浸かることも、ストレス緩和に役立ちます。
シャワーだけで済ます方も多いですが、健康のことを考えるなら、40℃くらいのぬるめのお湯に毎日10~15分程度浸かることがオススメです。
適度な運動習慣も心身の健康につながります。ウォーキングや軽いジョギングなど、自分に無理のない範囲で身体を動かしてみると良いでしょう。
バランスの良い食事を心がけることも必要です。
1食ずつ栄養を考えることは大変ですので、1日のトータルでバランス良くなるように配慮してあげることが良い方法と言えます。
抗酸化力の高いビタミンA・C・Eや、ポリフェノールなどは積極的に摂ることが推奨できます。
まとめ
湿疹が体全体に出てしまった場合、症状が軽いようなら、近所の薬局の薬剤師さんに相談し様子を見る方法もあります。
症状が長引いたり悪化が心配なら、早めに皮膚科医に相談をしましょう。
適切な対応を早めにとることが早期回復のポイントです。
合わせて生活習慣などを見直し、身体にとって良い毎日を過ごせるようにできることから取り組んであげると良いでしょう。
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