お墓参りの線香代

知っているようで知らないお線香代

「お気持ちだけ・・・」と言われても、実際はいくら渡せばいいの?

と悩んでしまう方もいるでしょう。

今回は、なかなか表立って言わないお墓参りのお線香代に関してまとめてみました。

お墓参りにはお線香代が要る?

線香代は必要?

お盆などで帰省した際、訪問した家やお墓を管理している寺院に

「お線香代」として金銭をお渡しする風習がある地域もあります。

「お線香代」という慣習は、地域柄や宗派などによって有無や金額などの差があるので

とてもデリケートなものと言えるでしょう。


実家のことならば、子供の頃からそれとなく見ていたり

両親に教えてもらったりして、やり方や相場などがわかりやすいですが

例えば嫁いだ先の家のやり方となるとわかりづらい場合もあります。

もし、新しい地域でお墓参りの機会がある時は

その地域のやり方を早めに確認しておくことが大切です。

お線香代が必要な場合もあります。


なお、お墓にも色々な形態があり、近代的な納骨堂や

昔ながらの集落近くの山あいのお墓などは

寺院が管理しているわけではないのでお墓参りの際に

お線香代は要らないことが多いです。

お墓参りで訪問する時も、お線香代に金銭を渡すかどうかは

地域差がありますので、気をつけましょう。

お墓参りにお線香代が要るかどうか確認する方法とは?

お墓参りにお線香代が要るかどうか確認する方法とは?

お線香代を渡すかどうかに関しては風習によるところが大きいです。

その為、一番確実なのは、その土地の人にやり方などを確認することと言えます。

嫁いだ先の相手の家のやり方などは聞きづらい場合もありますよね。

そんな時は、配偶者の人に確認してもらいましょう。


例えば夫の家のやり方が知りたいと言う時は

夫から実家に確認してもらうと良いでしょう。

自分でお義父さんやお義母さんに聞くことができるなら

自分から聞いたほうが印象がより良くなる場合もあります。

聞きづらい時は無理しないで配偶者から確認してもらうことをオススメします。


寺院が関わる時は、同じ立場でその土地に長く住んでいる人に

確認する方法を推奨できます。金銭ではなく果物などを収める場合も多いです。

お線香代の相場や渡し方とは?

地域差がありますので

こちらで紹介する相場や渡し方が必ずしも正しいとは言い難いです。

ただし、目安がないと判断もしにくいでしょうから

一般的なものをまとめてみました。

ただし、確実に行いたいなら、その地域のやり方をしっかり確認しておきましょう。


お線香代と言っても、大きく2つのパターンが考えられます。

お墓参りで他家へ訪問した時に渡すパターン

お墓を守ってくれている寺院に渡すパターンです。


他家に訪問した際に渡すお線香代に関しては

最低でも5千円以上包む場合が多いようです。

もともとは、墓守をしてくれているその家を助ける意味合いがありますので

あまり少なすぎるのは良くないでしょう。


実際にお線香を贈るという地域もあります。

表書きを「御供物料」や「御香料」などとして

訪問した際にお渡しします。その地域の風習を確かめましょう。


寺院にお線香代を包む場合は、千円程度であることが多いようです。

基本的に檀家がお寺を支える意味合いで行いますので

檀家でないなら渡す必要はありません。

ポチ袋などに入れお墓参りした際にお渡しします。

初めての際は、他の方のやり方などをそっと見ながら

真似てみるのも良いでしょう。

あまり高すぎる額もNG

高すぎる額もNG

お線香代が必要な地域にだからと

張り切りすぎて高すぎる額を渡すのはNGです。

相手の負担になってしまいます。

お線香代とは、相互扶助の考え方からの慣習なので

一方通行なものではありません。

高すぎる額を送られると、相手もそれ相応のお返しをしないと

気を使ってしまいますので、相手の負担にならない程度の額に留めましょう。

近代的な納骨堂でもお線香代は必要?

核家族やお一人様が増えている背景もあり

近代的な納骨堂も人気が高まっています。

従来のような屋外のお墓ではなく

屋内で、専用の会社が管理してくれているタイプのお墓です。

管理会社がいますので、基本的に清掃不要であり

必要なものが揃っている為、お墓参りの際に手ぶらで行っても問題ありません。


保管管理費などが予め契約で支払われていますので

別途お線香代などは要らないようです。

宗教的な制約もなく、地域的なしきたりにとらわれずに故人を弔うことができます。

もし墓守がいなくなってしまう場合は、永代供養をお願いすることも可能です。


細かい慣習を必要としないで、わかりやすいという点では

魅力があると言えるかもしれません。

これに関しては、個人個人の考え方が大きく影響するかもしれませんね。

まとめ

お線香代に関しては、その土地のやり方を確認することが一番と言えます。

失礼にならないように、事前にその地域のやり方を確かめておくと

間違いないでしょう。

もしかしたら、細かい地域差が生じない納骨堂などのやり方が

今後普及するかもしれませんね。

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