里帰り出産というのは、実家に帰省して実家近くの病院で出産することを指します。
出産後には1ヶ月健診もありますので、最低でも2か月は滞在することになります。
3ヶ月から4か月滞在する方もいるでしょうし、それ以上滞在するという方もいるかもしれません。
出産もありますし、連休中に2日3日帰省するのとは訳が違います。
滞在期間中には生活費も必要になりますし、出産後には子育てで奔走することになるでしょう。
いくら実家とはいえ、かなりの負担をかけることになりますのでしっかりと考えておきたいものです。
里帰り出産では生活費を包むべき?
まず、里帰り出産では生活費を包むべきか否かという部分からですが、結論から言ってしまうとこれは包むべきです。
もちろん、「家族なのにお金を包むなんて・・・」という方もいるでしょうが、結婚して実家を出て、別の家庭を築いているわけです。
家族ではあるものの、別の家庭を築いているわけですから、ここはやはり大人としてお金を包むべきでしょう。
「お邪魔している」という感覚を忘れてはいけません。
それに、里帰り出産で滞在する期間中というのは実際にお金がかかります。
家族がひとり増えるだけでも結構なお金がかかってきますし、出産となれば赤ちゃんのためにあれこれと必要なものも出てきます。
いくら実家であってもかなりの経済的な負担をかけることになるのですから、そこはきっちりと包んでおくべきです。
場合によっては実家のご両親が年金暮らしで経済的に厳しいということもあるでしょう。
経済的に厳しくとも実の娘が帰ってくるとなると、どうにかして受け入れたいというのが親心です。
そういったところも考慮した上で、やはり大人として里帰り出産の際には生活費を包むべきなのです。
ちなみに、里帰り出産で生活費を包むというのは旦那さんの顔を立てることにもつながってきます。
包むお金の相場は?
では、里帰り出産の際に包む生活費の相場というのはどれくらいのものなのでしょうか。
これはご家庭の経済状況にもよりますし、地域によっても違ってくるでしょう。
ただ、だいたいは1ヶ月あたり20000円から30000円が相場となっているようです。
単純計算でいくと2か月の滞在であれば40000円から60000円、3ヶ月の滞在であれば60000円から90000円になります。
最低でもこれくらいのお金は包むようにしておきたいものです。
ちなみに、里帰り出産で包むお金というのはきりのいい金額であることが望ましいとされています。
「ラッキーセブンだから77777円!」といった包み方をすると逆に顔をしかめられるかもしれません。
使った分だけ端数までそろえるというのも事務的な感じがして、やはり印象がよくないでしょう。
きりのいい金額で相場を下回らないようにしておきたいものです。
もし、親御さんが経済的に困窮しているのがわかるような状態であれば、相場を上回る金額を包んでもいいでしょう。
家族と言えど、「困ってる」とはなかなか言えないものですから、そこは娘さんがしっかりと見極めていきたいものです。
渡し方はどうしたらいいの?
里帰り出産における生活費の渡し方なのですが、これは里帰りをした当日に渡すのがいいでしょう。
娘さんから渡されるとやはりもらいにくいということもありますので、ここは旦那さんに渡してもらうのがいいのではないでしょうか。
旦那さんが「よろしくお願いいたします」と渡してくれれば、親御さんもすんなりと受け取ってくれるかもしれません。
旦那さんが渡すことによって、旦那さんの顔も立てられます。
受け取ってもらえない場合には、帰りにもう一度渡してみるといいでしょう。
やはり頑なに受け取ってくれない、受け取ってくれても使ってくれないという親御さんも一定数いますので、そういった場合には包んだお金で家具や家電を買い替えるといった形でお礼をするところも多いようです。
お金に抵抗があって受け取ってもらえない、使ってもらえないという場合には、別の形でお礼をするようにしましょう。
中には、こまめに旦那さんが様子を見に来て、そのたびに野菜や果物を持参するといった形を取るところもあるようです。
そのあたりは親御さんのタイプに合わせて対応を変えていきましょう。
まとめ
家族であっても別の家庭を築いている以上、里帰り出産では生活費を包むべきでしょう。
一般的に包む生活費の相場を下回らないようにしつつ、その渡し方にも気を付けていきたいものです。
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