花粉のシーズンというのは、嫌なものですね。
花粉症の方にとっては症状がつらい時期ですし、
花粉症でないという方でも花粉症のせいで髪がべたついたりするものです。
最近では花粉がつきにくくなるアイテムなどもたくさん出ていますが、
目に見えない花粉だからこそ対策をしていても気になってしまうものです。
花粉というと花粉症を思い浮かべる方も多いでしょうが、
実は花粉というのは花粉症以外にもさまざまな症状を引き起こします。
それが咳喘息というものです。
ここでは、花粉によって引き起こされる咳喘息やその治療、対策について
ご紹介していきたいと思います。
花粉によって引き起こされる咳喘息とは?
花粉によって引き起こされる咳喘息なのですが、
そもそも咳喘息というのはどのような病気なのでしょうか。
咳喘息というのは言ってしまえば、慢性的に咳が続く病気です。
空気の通り道である気道が狭くなって、花粉をはじめとしたさまざまな刺激に過敏になってしまい、
咳などの症状が出るようになります。
花粉以外にも温度差やタバコの煙、ハウスダストなどさまざまなものが発作の原因になると言われています。
もともとアレルギーを持っている方に多く出る症状でもあります。
咳喘息というと、一般的によく知られている喘息との違いが気になるところでもありますよね。
喘息の場合には、「ゼェゼェ」「ヒューヒュー」といった喘鳴というものが起こります。
しかしながら、咳喘息の場合にはこの喘鳴がありません。
何か病気をしているわけでもないのに空咳が1ヶ月以上続いている場合には、
咳喘息を疑ったほうがいいでしょう。
咳喘息と喘息は別物と考えていいのですが、咳喘息は喘息の前段階とも言われています。
実際に、咳喘息から喘息になってしまうこともありますので、
咳喘息の段階でしっかりと治しておくことが大切です。
おかしいなと思ったら、呼吸器科やアレルギー科、耳鼻咽喉科で診察してもらいましょう。
花粉による咳喘息の治療ではどんな薬を使うの?
では、仮に咳喘息の治療をするとなった場合、どのような薬を使っていくことになるのでしょうか。
基本的に、咳喘息の治療には気管支拡張薬やステロイド剤を使っていくことになります。
ステロイド剤は吸入や経口のものですね。
咳喘息も含めて喘息の治療というと、吸入のイメージが強いかと思います。
吸入ステロイド剤は副作用の心配も少なく、症状の改善にもかなり役立ってくれます。
咳喘息の症状の改善だけではなく、咳喘息が喘息に移行するのを予防する意味でも吸入ステロイドは使われています。
ちなみに、咳喘息であることに気付かない方の多くが市販薬で症状をどうにかしようとします。
しかしながら、咳喘息の場合には市販されている風邪薬や咳止めなどを使っても
ほとんど効果を感じられないかと思います。
まずは病院で診察してもらって薬を処方してもらうことです。
基本的に咳喘息を市販薬でどうにかするのは難しいと考えておいたほうがいいでしょう。
花粉による咳喘息の対策!
では、最後に花粉による咳喘息の対策についてご紹介していきたいと思います。
まず、当たり前のことなのですが花粉対策です。
基本的に年がら年中何かしらの花粉は飛んでいるのですが、
一般的な花粉シーズンには徹底して花粉対策をおこなっていきましょう。
マスクや眼鏡はもちろん、花粉がつきにくくなるアイテムなどもバンバン活用していきます。
外に出たら、玄関を開ける前に花粉を払って、家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。
空気清浄機などもあれば、なおいいでしょう。
もちろん、花粉以外の刺激となり得るタバコの煙やハウスダストにも気を付けておきましょう。
また、のどが乾燥しないようにすることも大切です。
のどが乾燥すると、それだけで咳喘息のリスクが高まると考えていいでしょう。
マスクの着用ものどの乾燥を防ぎますし、室内では加湿器なども用意しておきたいものです。
それ以外だと、日頃からお酒を控える、ストレスをためこまないようにする
といった基本的な生活習慣の改善もそれだけで対策になります。
対策として特別に難しいことをするわけではありませんので、
是非今日からでも実践していくようにしましょう。
花粉で咳喘息が起こる!?治療で使う薬や対策まとめ
花粉によって咳喘息が起こる可能性もあります。
ただ、治療で使う薬や対策もありますので、そう心配する必要はありません。
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