90歳を迎えたことを祝う卒寿。
由来やお祝いの色などをご存知でしょうか?
今回は、卒寿の情報に関してまとめてみました。
お祝いに人気のプレゼントに関してもご紹介します。
身近に卒寿を迎えられる方がいる場合は、特に参考になるでしょう。
90歳を祝う卒寿とは?由来も紹介
卒寿は長寿祝いの一つであり、90歳を迎えたことをお祝いします。
本来は、数え年の誕生日で祝うものでしたが、現代では満年齢でお祝いする人も増えているようです。
卒寿は、「卒」のくずし字である「卆」が九十と読めることから名づけられました。
2016年時点の日本の平均寿命は、男性80.98歳、女性87.14歳となっています。
長寿大国日本では、もはや60歳を迎えたことを祝う還暦は珍しいことではないでしょう。
しかし、90歳まで生きられる人は、まだまだ少ないです。
その為、卒寿まできてはじめて長生きしたという実感をしみじみ持つ人が多いと言われています。
かつて織田信長は「敦盛」という舞の中の「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」
という一節を好み自ら舞っていたという記録が残っています。
戦国時代、人の一生は50年ほどと考えられていたのです。
現代人がいかに長寿であるかわかります。
昔の人から考えれば卒寿を迎えるというのは、まさに夢のようなことだったのでしょう。
卒寿のお祝いの色は?
卒寿のお祝いの色は古希や喜寿と同じく「紫色」です。
プレゼントにも紫色のものを贈ることが良いとされていますが、
あまりこだわらなくても大丈夫と言えます。
長寿の祝いは、還暦の赤い色以外は、それほど重視されていない現状があるのです。
紫を基調とすることを基本として、個人の好みに合わせて柔軟に配慮してあげると良いでしょう。
なお、卒寿をお祝いするかどうかは、90歳を迎えた本人の意向を最優先することになります。
90歳ともなればご高齢ですので、体調面などに不安を覚える方も多いからです。
必ずしもお祝いしないといけないというわけではなく、
本人の希望によって、家族や親戚などが集まる会などは行わないという人もいます。
長寿のお祝いそのものはおめでたいことですので、例え会を行わなくとも、
お祝いの気持ちをプレゼントに込めて贈ると良いでしょう。
90歳卒寿のお祝いに人気のプレゼント3選
卒寿のお祝いに人気のプレゼントをランキング形式で見ていきましょう。
第3位:寝具
寝具は機会がないと買い換えないという方も多いのではないでしょうか。
90歳を迎えた人の中にも、使い古した寝具をそのまま使っている人が多く、
新しく使いやすい寝具をプレゼントすると喜んでもらえる確率が高いです。
枕などは、お値段的にも双方の負担にならず贈りやすいと言えるでしょう。
色は、卒寿の色でありリラックス効果がある紫色のものを選ぶことが良いとされていますが、
紫色が苦手という人もいますので、あまり拘る必要はありません。
贈られた側が気持ちよく就寝できるアイテムを選ぶことがオススメです。
第2位:お菓子
食べることで消費できる消え物のお菓子は、相手に気を使わせないプレゼントとして高い人気を誇ります。
相手の健康状態を考えて選ぶことがポイントです。
食べやすいケーキなどは定番と言えるでしょう。
できれば日持ちがするお菓子を選ぶとベストです。
高齢になると食が細くなる傾向があります。
自分の長寿をお祝いしてくれたプレゼントですと、嬉しくて最後まで食べきろうと頑張る方が多いです。
無理なく食べられるように、長持ちするお菓子を選んで贈りましょう。
第1位:お花
お花は、定番ですが圧倒的な人気を集めるアイテムです。
卒寿のお祝いとしても高い人気があります。
生花を贈る方法もありますが、最近では手入れがしやすく長持ちするプリザーブドフラワーを選ぶ人が
多い傾向があると言えるでしょう。
生花はみずみずしい美しさがありますが、水をかえる度に持ち運びをすることが大変というデメリットがあります。
プリザーブドフラワーなら、軽量で美しい状態を長く保つことができるので、オススメです。
卒寿のプレゼントの相場
プレゼントの相場は、相手との関係性により異なります。
両親に贈る場合 :20,000円~30,000円くらい
祖父母に贈る場合:10,000円~30,000円くらい
親族に贈る場合 : 5,000円~10,000円くらい
上記の額が目安となります。
ただし、地域や家の考え方などによって違ってくる可能性がありますので、
不安なら、相談できる人に聞きながら金額を決めると良いでしょう。
いちばん大切なのは、お祝いの気持ちです。
90歳の卒寿お祝いの色や人気のプレゼントまとめ
長寿大国と呼ばれ世界的に長生きな人が多い日本でも、卒寿を迎える人はまだまだ少ない傾向があると言えます。
長生きできたことを、ともに喜びお祝いしてあげましょう。
会や集まりを開くかどうかはご本人の体調や希望によりますが、
プレゼントは贈ってあげると喜ばれる可能性が高いと言えます。
相手が喜びそうなものを選ぶことがポイントです。
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