数え年で100歳をお祝いする百寿。
長寿の方が多い日本でも、なかなか迎えられる方が少ないことから、
とてもおめでたい長寿祝いと認識されています。
長寿祝いと言えば衣装を用意する必要がありますが、一般的にどのように揃えているのでしょうか?
今回は、百寿について、衣装のレンタルやお祝いのメッセージの話などを中心にまとめてみました。
百寿とは?お祝いの色は?
百寿とは数え年で100歳を迎える年に行われる長寿祝いです。
長寿祝いの風習は、もともと古代中国から伝来したと言われていますが、
百寿は日本で考案されたものと言われています。
99歳をお祝いする白寿が誕生した後に出来たとされており、
比較的新しい長寿祝いという認識があるのです。
100歳以上高齢者数は、1963年には人口10万人あたりわずか0.16人だったのに対して、
2012年には人口10万人あたり約40人となっており、医療の進歩に伴って増加傾向にあります。
しかし、全体を見れば決して多いというわけではなく、百寿を迎えられる方は限られていると言えるでしょう。
お祝いの色に関しては、諸説あります。
白寿と同じ白、米寿と同じ金色などもお祝いの色と言われていますが、現在の主流はピンク色です。
「百」の字が「もも」とも読めることから、ピンク色が使われるようになったと言われています。
色に関しては、厳密に定められているわけではありません。
ある程度自由にして良いと考えられており、本人の好きな色を使う人も多いです。
百寿の衣装はレンタル!?
長寿祝いと言えばちゃんちゃんこと頭巾を用意することが一般的です。
百寿のお祝いにもピンクのちゃんちゃんこと頭巾を揃える方がたくさんいます。
しかし、購入したとしても百寿のお祝いに使用する以外ほぼ用途がなく、保管場所に困る人もいるようです。
その為、現在人気を集めているのが衣装をレンタルするという手法です。
ピンクちゃんちゃんこや頭巾、扇子などと合わせて、紅白幕なども用意されており、
百寿に必要なものを一式で借りることができます。
必要な時に使用して後は返すだけなので、保管の手間もありません。
レンタル会社が管理してくれているので状態も良く、百寿のお祝いを盛り上げてくれます。
実際にレンタル衣装を活用した方から、多くの喜びの声が寄せられているのも事実です。
百寿のお祝いをしたい時は、衣装はレンタルしてみても良いと言えるでしょう。
百寿のお祝いの方法
百寿のお祝いをする時は、ご本人の体調を考慮することが一番のポイントです。
一般的に、親しい人で集まって食事をしたり、
プレゼントを渡してお祝いの言葉を伝えるやり方でお祝いをします。
ただし、100歳ともなれば、遠出が負担になってしまうこともありますので、
場所ややり方を工夫する必要があると言えるでしょう。
お店で開催するよりも慣れている家の中での食事会をしたり、
直接会いに行ってお祝いの言葉などを伝える方法を取る方が多いと言えます。
老人ホームなどでパーティーを主催する人もいるようです。
ご本人に喜んでもらえるように、配慮しましょう。
衣装を用意して当日着てもらう時も、できるだけ簡単に羽織れるようなちゃんちゃんこを選ぶなど
負担にならず楽しい時間を満喫できるように気を配ってあげると喜ばれる確率が高いです。
百寿のお祝いはメッセージを贈ろう
自分の長生きを喜んでくれる人からの温かい言葉は、嬉しいと感じる人が多いです。
百寿のお祝いには、ぜひお祝いの気持ちを込めたメッセージを贈ってあげましょう。
直接会って伝える方法もありますし、手紙やメッセージカードなどを渡す方法もあります。
文字で伝える時は、下手でも良いので手書きである方が喜ばれる可能性が高いです。
あまり難しく考える必要はなく「おめでとう」という一言を書いて伝えるだけでも気持ちが届きます。
プレゼントなど物を渡す時も、一筆書いて添えるとなお良いでしょう。
プレゼントは、日常で使えるアイテムや、お菓子などの消え物、お花などが人気です。
お花は、生花よりも軽量で手入れしやすいプリザーブドフラワーの方が好まれる傾向があります。
相手の好きなもの、使いやすいものなどを選んであげることがポイントです。
百歳ともなればお祝いの品をもらった経験も豊富でしょうから、
形式張ったものよりも本人が「欲しい」「あったら便利」「嬉しい」
などと感じることができる物を選んだ方が、喜ばれる確率が高くなると言えます。
事前にリサーチしてみると良いでしょう。
百寿の衣装まとめ
長生きの人が多くなった現代においても、まだまだ珍しいと言えるでしょう。
百寿のお祝いをする時は、衣装をレンタルして、一式揃えて祝ってあげることがオススメです。
ご本人の体調や嗜好を考慮して、最高のお祝いを用意してあげましょう。
手書きのメッセージやプレゼントは特に喜んでもらえます。
相手のことを考えて、お祝いの気持ちを込めて用意しましょう。
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