中学生の夏休みは、宿題もてんこ盛りで大変ですよね。
夏休み後半が近づくと、焦りに駆られる子も多いのではないでしょうか?
中でも、なかなか取り掛かれないのが理科自由研究。
問題集とかなら、少しずつでも進めたりもできるけど、理科自由研究はそもそもテーマを何にしていいかが思いつかなかったりしますよね?
それで、ずるずる後回しにしちゃってバタバタに・・・。中学生ともなると、小学生の頃と違って簡単すぎるのもちょっと恥ずかしいし、とこんな心境も絡んでくるからなおさら決まらない。
そんな中学生のために、今回はテーマの選び方やおすすめの研究をご紹介したいと思います。
理科自由研究 中学生向きのテーマの選び方は?
テーマを選ぶ基本的なポイントは、疑問に思うこと・関心のあること。
これを軸にテーマ選びをしましょう。
普段何気なく、これってどうしてこうなるんだろう?って思うことってありませんか?
そういうことについて実験や観察してみたり、身近にあるもので、“やってみた”系の実験も良いでしょう。
どうなるんだろう?という疑問を持って、実際に試してみるのも研究の一つです。
危険のない範囲でというのが原則ですが、これなら研究する自分も楽しめますよね!
但し、あまりに知られていることや単純すぎることは避けましょう。
また、学校側で禁止されてる項目もあるので各自確認してください。
理科自由研究 中学生におすすめなのは?
家にあるもので、実験できるテーマにすると良いでしょう。
例えば、水・氷・卵などどの家庭にもありそうなものでも、いろんな実験が可能です。
*水よりお湯が凍る方が早い
*いろんなものを凍らせて、凍る/溶けるスピードの違いなどを検証
*お湯に氷いれたら沸騰?
*瞬時に凍らせる実験
*水の表面張力
*酢に卵をつけておくと殻が溶ける?(スケルトン卵)
*水の中でシャボン玉
*卵の大きさが変わる
などなど、もっといろいろアイデアを膨らませることも可能です。
手軽に実験できるので、1日でサッと理科自由研究を終わらせられる研究もあります。
ですが、これらは他の人も研究のテーマに選んでいる可能性もあります。
ですから、シンプルに実験を終わらせるのではなく、自分で新たなスパイスを加えると良いでしょう。
これを、こうすればどうなるかな?この場合は?など、自分で思いついたことをくわえて研究をするとオリジナル性が出せるようになります。
実験の最中など、データを取ったり・実験の経過を写真に撮っておくと、レポートにした時に、実験の様子が伝わりやすいでしょう。
一つご紹介しますね!
酢に卵をつけておくと殻が溶ける?(スケルトン卵)
~実験のやり方~
所要期間:2~3日
材料:卵・酢・卵が入るコップなど
1.コップに卵を入れる
2.卵全体が浸かるように酢をコップに入れる
3.ぷくぷく気泡がみられたら、コップにラップなどをのせる
※ピタっと密閉ではなく、ゴミなどが混入しないようにするためのもの
4.2日目放置したら、溶け具合を確認
5.薄皮状態にまで溶けていたら出来上がり
6.まだ溶けていないようなら、さらに1日放置
7.溶けたら、出来上がり!
※多少の溶け残りは、水で洗えば綺麗に取れてしまいます
但し、ぷにぷにで柔らかいので優しく洗ってください。
・卵を酢につけた時に出る気泡→二酸化炭素
殻は、炭酸カルシウムでできているため、酢(酸)と反応し、二酸化炭素が発生。
さらに、もう少し実験を進めるならスケルトン卵に塩をかけてみましょう。
浸透圧により、卵に変化が見られます。その結果の検証と、なぜそうなるか?をまとめるのもおすすめです。
理科自由研究のレポートの書き方は?
理科自由研究の良し悪しは、レポートが大きく影響します
レポートに必要な要素をしっかり盛り込み、わかりやすくまとめましょう。
*研究テーマの記載(学年・組・名前も記載)
*きっかけ(目的・動機)
*実験などの方法
*準備したもの
*実験の結果
*実験結果に対しての考察
※失敗談や気づいたことなどがあれば、それも記載する
*まとめ/感想(どう感じたかなど)
◆テーマの記載
レポートが数枚に渡る場合は、テーマや名前などを記載したものを表紙とします。
◆きっかけ
なぜやってみようと思ったか・何を知りたいかなどを書きます。ここに実験結果の予想を盛り込みましょう。
◆準備したもの
使ったものを羅列すればOK。
◆実験などの方法
手順などを解説します。
わかりやすく、簡潔に書くことをおすすめします。
ここで、実験の途中経過などを入れましょう。
写真やデータを活用して、実験風景がわかるようにしてください。
◆実験結果
結果を素直に記しましょう。
上手くいっても、失敗してもOKです。ありのままを記載するようにしてください。
◆実験結果に対しての考察
結果を見て、なぜそのようになったのかというのを考察して、まとめましょう。
実験前に予想した結果との比較を入れることをおすすめします。
実験に失敗した時は、失敗の原因を考察してまとめると良いでしょう。
なぜこうなった?成功するにはこうすれば良かったのでは?といった視点で書くとわかりやすいです。
◆まとめ/感想
実験をしてみて、感じたことわかったことなどを書きましょう。
文字ばかりずらずら並ぶと見づらいので、写真やカラーペンを使ってメリハリをつけてみてください。
細かい数値のデータがある実験の場合などは、グラフを用いるとわかりやすくなりますよ。
考察や感想の部分は、個性が出る部分でもあります。自分なりの感想をしっかり盛り込みましょう。
まとめ
理科自由研究は、テーマ選びにつまづいてしまう人も多いでしょう。
まずは、自分がふと疑問に感じたり・関心を持ったことの中から選びましょう。
どうなるのかな?という疑問からやってみた系の実験をするのも楽しいですよ。
おすすめなのは、身近にあるものでできる実験です。
家にあるものを使って、想像を膨らませてみましょう。
ご紹介した例を利用するにしても、自分らしさがでるスパイスを入れるのを忘れないでください。
そして肝心のレポートですが、わかりやすく・メリハリをつけて仕上げるのがポイントです。
難しく考えすぎず、ふとした疑問を解消する気持ちでやってみてくださいね。
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