お盆玉

気づけば当たり前のように世の中に浸透していたお盆玉ですが、もらう側ではなくあげる側の方というのはやはりお盆玉で頭を抱えてしまうこともあるでしょう。

実際に、お年玉の次くらいに出費がかさむものです。

お盆玉をあげる側の方にしてみれば「お盆玉って本当に必要?」というのが本音でしょう。

ここでは、お盆玉が必要なのか、またその相場はどれくらいなのかについてお話ししていきたいと思います。

お盆玉に関しては可愛いポチ袋もたくさん出ているので、そちらも要チェックです。

お盆玉は必要なの?

そもそもお盆玉は必要なのでしょうか?

あくまでもお盆玉というのは一部の地域でおこなわれていた風習が全国的に広まったものですので、絶対に必要なものというわけではありません。

 

お盆玉のルーツは江戸時代にまでさかのぼります。

当時の山形地方では奉公人に「お盆小遣い」というものをあげる風習があったのです。

当時はお金ではなく物を贈っていたのですが、その風習が昭和に入ると子どもにお小遣いをあげるものへと変わっていきました。

これをマルアイという会社が「お盆玉」と名付け、お盆玉の習慣を広めていくためにお盆玉のためのポチ袋を作っていったのです。

さらに、これを郵便局が大々的に取り扱うようになり、そこから全国へと広まっていったのです。

 

どちらかというと企業戦略という感じなので、そもそも必要か不必要かという問題ですらないのです。

できることならあげたほうがいいくらいのものでしょう。

 

ただ、お盆玉があったほうが人間関係もよい方向に動いていくのではないでしょうか?

人付き合いが希薄になっている今の時代だからこそ、お盆玉という形でも交流のきっかけを作ったほうがいいのかもしれません。

 

お盆玉の相場は?

お盆玉をあげたほうがいいということであれば、今度はその相場が気になってきます。

そもそもお盆玉が広まったのも最近のことですから、相場というのも特に決まりはありません。

 

ただ、目安としてはお年玉と同じくらいか、少し少ないくらいがいいと言われています。

金銭感覚というのは人によって違ってきますので、多すぎる金額や少なすぎる金額というのも違ってきます。

ですが、お盆玉で10000円を超えるという話はあまり聞きません。

10000円を限度としておくといいかもしれません。

 

小学生であれば1000円から3000ほど、中学生であれば3000円から5000ほど、高校生であれば5000円から10000ほどを相場として考えておくといいでしょう。

基本的にお金というのはあればあるだけ嬉しいものです。

しかしながら、だからといってお金をたくさんあげればいいというものでもありません。

年齢や立場相応、分相応のお金をお盆玉としてあげるようにしておきましょう。

 

ちなみに、お盆玉というと大人が子どもに渡すものというイメージがあるかもしれませんが、実はここにも決まりはありません。

極端な話をすれば、子どもから大人へのお盆玉もOKなのです。

もちろん、大人から大人へのお盆玉もおかしくはありません。

 

お盆玉に限らず、こういったお金をあげる行為というのは基本的に余裕のあるほうがお金を包むものです。

余裕があるなら、日ごろの感謝の気持ちも込めてお世話になった人にお盆玉をあげるという形でもいいでしょう。

ただ、大人から大人へのお盆玉というのは、逆に気を遣わせてしまうこともありますので、金額面はもっと慎重に考慮しておきたいものです。

 

お盆玉のポチ袋が可愛い!

お盆玉には専用のポチ袋があります。

お盆玉が広まったきっかけもまさにこのお盆玉のポチ袋なのですが、とにかくデザインが可愛いのです。

お盆玉というのは言ってしまえば、夏場にもらえるお年玉です。

もちろん、お年玉のポチ袋もありますが、どちらかというと渋い感じのデザインが多くなってしまいます。

 

しかしながら、お盆玉のポチ袋というのは夏という季節を意識したデザインのものが多く、見た目にも鮮やかで可愛らしいものが目立つのです。

ポチ袋なんて普段は買わないという方でも、あまりの可愛らしさについつい購入してしまうほどなのです。

お盆玉のポチ袋の中には、思いっきり「お盆玉」と記載してあるものもありますので、お盆玉以外での使い道というのはほとんどありません。

だからこそ、可愛らしいポチ袋をきっかけにお盆玉をあげるというのもいいのではないでしょうか。

可愛いポチ袋に入ったお盆玉ならよりいっそう喜んでもらえることでしょう。

まとめ

あげる側としては必要性を疑いたくなるお盆玉ですが、相場を意識して、可愛いポチ袋に入れたお盆玉をあげればそれをきっかけに自然と人間関係もよくなっていくかもしれませんよ。

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