結婚式の祝儀

結婚式に招待された時に、悩みどころなのがご祝儀ではないでしょうか?

相場や基本マナーなど、知っているようで意外とよくわからないという人も多いです。

お金が絡むことなので気軽に相談できる相手がいないのも事実、始めての人も久しぶりの人も不安になりがち……。

しかしご安心ください。

失敗しない結婚式の祝儀に関わるマナーをまとめてご紹介します!

結婚式の祝儀の相場は関係性によって変わる?

ご祝儀は多すぎす少なすぎない金額がベストです。これは、関係性によって相場が変わってきます。

友人・知人ならば30000円」

兄弟・姉妹などの親族ならば50000円」

このラインが相場とされています。

によっても多少の変化はあり、4050代の親族なら100000円」を包むケースもあります。

また、偶数である「6」や、縁起の悪い「4」や「9」などの数字は避けることが基本です。

数字に関しては昔は28などの偶数も嫌われましたが、今は緩和しています。

2=ペア、8=末広がりという好意的な意味で捉える人が増えてきたことが要因としてあげられます。

基本的に相場に準じていれば問題はありません。お祝いの気持ちを贈るものなので、十分に気持ちが伝わりやすいと言えるでしょう。

結婚式の祝儀を渡すタイミングは?

 

渡すタイミングは受付の時です。

「本日はおめでとうございます」「お招きいただきありがとうございます」というお祝いの言葉とともに、袱紗に包んだご祝儀を取り出します。

そして、畳んだ袱紗の上にご祝儀袋を置き、受付の方が名前を読めるように向きを変えます。

その後、両手で手渡しましょう。渡したあとに記帳を済ませます。袱紗をバックなどにしまうことを忘れないようにすることもポイントです。

まれに受付に並んでいる時に袱紗からご祝儀袋をだしてしまう人がいますが、これはNGになります。

受付の前に来てから、袱紗を開くようにしましょう。数十秒で終わることですので、焦らず丁寧に行うように心がけることが大切です。

袱紗の色に関しても配慮しておきましょう。祝儀用と不祝儀用のどちらでも使用できるのが紫色です。ご祝儀ならば赤系統の袱紗であれば大丈夫です。まだ袱紗を持っていないという方は、紫色のものを購入しておくとのちのちも便利です。

忘れてしまった場合は、小さいふろしきやハンカチでも代用することができます。

補足として、基本的に結婚式は、「結婚式→披露宴」の順番で執り行われます。

渡すタイミングである受付は披露宴の前に行われますが、まれに結婚式の前に設けられていることもあるようです。

一般的には披露宴前の受付で渡すと考えていれば問題ありません。

結婚式の祝儀の金額の書き方など基本マナー

ご祝儀袋の書き方などにも基本マナーがあります。

1:ご祝儀袋は結びきりの水引き

結婚式は「一度結んだらほどけない」という意味の結びきりの形を選びましょう。蝶結び の水切りには「ほどいて何度でも結び直せる」という意味がありますので、結婚には不向きです。蝶結びは、出産などに使います。ご祝儀袋の短冊部分には自分の名前を書きます。

2:中袋の金額は旧字の漢数字を書く

一番重要なのが金額の書き方です。中袋の表面に漢数字で金額を書きます。金額の数字は旧字表記になりますので、わからない時はきちんと調べてから書く事をおすすめします。

例えば、5万円ならば「金伍萬円」と書きます。場所は中袋の中央に堂々と記載しましょう。

また、内袋の裏側の左下に、住所と氏名を書きます。

中袋はのりでとじる必要はありません。相手がすぐに出せるように、のりなどはつけない配慮が大切です。

3:基本的に筆で書く

毛筆または筆ペンを使うことが望ましいと言えます。濃くはっきりと書くようにしましょう。

まれに中袋ならボールペンで良いという方もいますが、基本的にはNG行為です。例え字に自信がない場合でも、丁寧に筆で書く事が望ましいです。

どうしても不安という方は、代筆サービスなどを活用する方法もあります。ちなみに、万年筆も厳禁です。

4:お札は新札が基本

お札はもちろん、新札を用意しましょう。入れる際は向きを揃えます。

中袋を開いた時に、お札の表である肖像が印刷されている面が上になるように入れましょう。

どうしても新札が用意できなかったという方は、ピン札が無難です。

ピン札もないという場合には、アイロンがけする方法があります。お札を少し湿らせてあて布をしてアイロンをかけると、シワが伸びてピン札の仕上がりになります。

ただし、新札には「この日を心待ちにしていました」という意味が込められていますので、事前に銀行の窓口なので、前もって準備をしておくことが大切です。

まとめ

いかがでしたか?不安な時は、事前にしっかりマナーを確認し、お祝いの気持ちが相手に届くように心がけてみましょう。

マナーを守っていれば、相手も自分も気持ちよく結婚式に参加できますよ。

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