結婚式で使用する袱紗(ふくさ)の正しい使い方を知っていますか?
あまり使用することがなく、いざ大人になり結婚式に招待されてから慌てて作法を調べるという人は意外と多いのです。
お祝いの席で失礼なことがないように、予め確認しておくことは大切ですね!
もし、袱紗を持っていない場合はどんなものを用意したらいいのかという点も確認しておきましょう。
そこで、今回は「袱紗(ふくさ)」についてお話したいと思います。
そもそも、袱紗(ふくさ)ってなに?
袱紗というのはご祝儀や香典などを包むものとして使用されていますが、四角い一枚の布になります。
簡易的な袱紗の場合、ポケットのように祝儀袋を入れるだけになっていますが、本来袱紗とは四角い風呂敷を小さくした計上をしています。
袱紗は、現金だけではなく贈り物(手土産)や貴重品類を包むものとしても使用でき、一般的には絹などの素材で作られています。
祝い事用の袱紗とは?
結婚式などお祝い事に使用する袱紗の場合、色味は明るい色が基調となったものを使用しましょう。
一番無難なのは「赤」や「金」をメインに使用したタイプです。
どちらかといえば、女性が赤っぽいもの、男性が金の色味が強いものを持つ人が多いようです。若
い方であれば、ピンクや明るめの紫といったものも使用して問題ありません。
お祝い事の場合 袱紗の包み方
袱紗に爪がついている場合は、爪を右側にしてください。
台がついている場合は四方にあるゴムで祝儀袋を止めてから包みましょう。
慶事の場合はすべてが逆の包み方になります。
- 袱紗をひし形のように置き、
- 中央に袋を置く
- 左側を折りたたむ
- 上を折りたたむ
- 下を折りたたむ
- 右側を折りたたみ爪を止める
受付で出す場合は、包んだ順番を逆にして開き受付の方に渡しましょう。
ただ実際には、受け付けはごった返しており手間にならないよう袱紗を予め外して受付の方にすぐ渡せるようにしていることが多いです。
そういった点は、実際に会場について回りの様子を伺うことで問題ありません。
人が空いており余裕がある場合は、礼儀に則った作法で渡しましょう。
袱紗についている「台」について
袱紗には、包みやすいように台がついたものとついていないものがあります。
ついていない場合は、中身がよれやすく折れたりしやすいためバッグの中に入れる時は注意をしましょう。
できれば、台を使用したほうがいいかもしれません。
特別台を購入する必要はありませんが、しわが寄らないための台紙みたいなのを使用するだけでもいいでしょう。
袱紗の色と模様に注意しよう!
大柄な模様があれば黒っぽい色合いでも問題がないといわれるようになっていますが、菊の模様などは慶事を意味するのでは?という感じを受ける人もいます。
とはいえ、大きな柄であれば問題ないといわれていますが、場合によっては失礼に当たる可能性があるため控えたほうがいいこともあります。
気になる場合は、無難な色合いのものを使用しましょう。
お祝い事というと、いわゆる華やかなもので鶴などの模様があしらわれたものが多く、赤や金などの配色が多いです。
慶事用となると、基本的には黒・濃紺が多くそれ以外の色というのはあまり使用されない場合が多いでしょう。
急な事になってしまった場合、袱紗がないという時はハンカチなどでも代用は問題ありませんが色味と模様だけは気を付けましょう。
慶事は、黒の無地が無難です。
男女でも使用する色合いが違う?!
男女兼用となると紫ですが、少々地味ったらしいということであまり若い方は使用していないのではないでしょうか。
ただ、一般的には「紫」というのは慶事にも祝い事にも使用でき、男女兼用とされていますので、ひとつ持っておくといいかもしれません。
ご祝儀袋は必ず袱紗に入れて持ち歩こう!
手ぶらで結婚式に参加する場合も、袱紗だけは用意したほうがいいでしょう。
カバンの中に入れるにしても、スーツの内側にあるポケットに入れるにしても折れたりよれたりしては大変です。
袱紗であれば畳んで小さくなりますので、手ぶらで結婚披露宴に参加したいという方にはおすすめのアイテムです。
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