七夕会

五節句の一つである七夕には、

七夕会を催す保育園(幼稚園)や施設も多いことでしょう。

定番の笹の葉を飾るだけでなく、

中には催し物を企画するところもあります。

いざ自分が七夕会の担当者になった時に、

どんな出し物などが盛り上がるかなど、

ネタに関してまとめてみました。

七夕会で盛り上がる出し物とは?

織姫と彦星のラブストーリーで有名な七夕は、もともと日本古来の禊ぎ行事にルーツがあると言われています。

乙女が神様の為に織った着物をそなえ、秋の豊作を祈念したり人々のけがれをはらう意味を込めたことが始まりです。


現代では、本来の意味と合わせて、

人々が皆で集まって会を開き、楽しむ為の行事という側面も併せ持っています。


盛り上がる出し物として筆頭にあげられるのが人形劇です。

織姫と彦星の話は、何度聞いても飽きない魅力があります。

保育園であれば子どもたちと、高齢者施設では入居者の方と一緒に人形を作って、演じるというのも面白いです。

低予算ながら、創意工夫ができる出し物であり、参加者たちと一緒に楽しむことができます。


また、パネルシアターという手法の人形劇も人気です

特殊な布を背景となるパネルボードに巻き、Pペーパーという特別な布で人形を作れば、

人形をボードにくっつけたり剥がしたりすることができます。


話の進行に合わせて自在に人形を動かせるので、表現の幅が広がります。

蛍光塗料を用いれば、暗闇で光る演出も加えることができるので、

より臨場感が増すことができます。

七夕会ではクイズなどのゲームも人気!

担当者が観客に披露する出し物だけでなく、

参加者たちと一体になって楽しめるクイズやゲームなども受けが良いです。


七夕に関連したクイズを出せば、豆知識を身につけることもできます。


まだ小さい子どもでもわかるようなクイズを出すと、

保育園(幼稚園)くらいの年代の子どもも喜んで答えてくれやすいです。

クイズならネタ元には困らないので、忙しい担当者でも簡単に用意することが可能と言えます。


歌などのように、参加者がすぐに加わることができるタイプも人気があります。

これなら、参加者の世代や好みに合わせて調整ができますので、

どのように場を盛り上げようか頭を悩ましていた担当者を簡単に悩みから開放してくれます。


七夕といえば、童謡「七夕さま」も有名ですが、

最近ですとDREAMS COME TRUEの「77日、晴れ」を真っ先にあげる人もいます。


また会場をプラネタリウムにしてしまう方法もオススメです。

自作ですと難しいのでは?と思う方がいるかもしれませんが、黒い画用紙を用意すれば意外と簡単に作ることができます。


まず、画用紙に適当な穴を開け、窓に貼るだけでOKです。

外からの光が差し込んでキレイなプラネタリウムが完成します。

色付きのセロハンなどを活用するとさらに美しく仕上げることが可能です。

知って得するかざりや短冊の意味

何と言っても忘れてはならないものに笹の飾りでしょう。

短冊にそれぞれの願いを書くことも夢がありますし、みんなで飾り付けするのも楽しいです。


実は代表的な飾りにはそれぞれ意味があります。

例えば「吹き流し」は織姫のように機織が上手になるように、「千羽鶴」は長生きしますようになど、1つ1つに意味があるのです。

他にも、「屑籠(クズカゴ)」は整理整頓の象徴であり物を粗末にしない精神をあらわしています。

巾着」はお金が貯まるように、無地の「短冊」は字が上手くなるようになど、

意味を知っていると飾り付けも更に楽しくなることでしょう。


もちろん、願い事を書いた短冊には願いが叶いますようにという意味が込められています。

先に飾りを用意しておけば、当日は飾るだけで済みます。

その際に、それぞれの意味をさりげなく披露すると、より楽しむことができるでしょう。

豆知識として役にも立ちます。


ところで、なぜ笹に飾るのか不思議に思ったことがある方もいるのではないでしょうか?


その理由については諸説あり、明確に1つに定まっていませんが、

笹が邪気を払う役目があるからという理由が有力です。

また、のびのびと成長することから願いを天に届けてくれそうだから用いるようになったという説もあります。

笹の葉が風に揺れる音は清涼感がありますし、笹飾りを施すと見た目にも美しいことも理由の一つと言えるのかもしれませんね。

まとめ

年に一度の七夕会も、事前に催し物を用意しておくことでさらに盛り上げることが可能です。

こちらで紹介したネタは、七夕会以外の会にも応用することができます。

行事の担当者になって悩んでいる方は、参考にしてみることもオススメです。

七夕は星空がメインなので、夜に七夕会を開催したほうが盛り上がりやすいかもしれませんが、多くは昼間に行うことが多いでしょう。

プラネタリウムなどちょっとした仕掛けをしておくことで昼間でも七夕独特の雰囲気を味わうことが可能です。

少しでも楽しい七夕会になるように事前準備をしておくと良いでしょう。

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