喪主の方にとって、初盆というのは何かと大変でしょう。
初盆のセッティングはもちろんなのですが、初盆での挨拶に頭を抱えているという方もいるのではないでしょうか。
参列者のときにはそこまで意識していない挨拶ですが、喪主となるとやはり事情は異なってくるものです。
挨拶のときの服装も気になるところですし、会食での挨拶も気がかりでしょう。
ここでは、初盆の挨拶の仕方と服装、会食のときの挨拶についてお話ししていきたいと思います。
初盆の挨拶の仕方について
まずは、初盆の挨拶の仕方についてです。
それぞれの参列者の方と顔を合わせたときにはそれこそ軽い二言三言でいいのですが、参列者の方全員を目の前にした挨拶であればある程度改まった形でおこなう必要があります。
喪主の方は初盆の開始の挨拶をしなければいけません。
ただ、開始の挨拶というのはシンプルなものでOKです。
参列者の方への感謝の気持ちとこれから初盆の法要を執り行う旨を伝えるようにしましょう。
開始の挨拶でダラダラと長く言葉を続けてしまうのは、あまりよろしくありません。
語りたいこともあるかもしれませんが、また後で挨拶するタイミングがありますので、語りたいことは後の挨拶に取っておくようにしましょう。
初盆の挨拶のときの服装は?
初盆の挨拶のときの服装なのですが、知らず知らずのうちに好ましくない服装をしている方も少なくありません。
きちんとした服装を心がけるようにしましょう。
女性の場合、ワンピースやスーツが無難です。
色は言うまでもなく、黒やグレーが望ましいでしょう。
スーツの場合、中にシャツを着ることもあるかと思いますが、白の無地が安心です。
基本的に襟元がつまっているものを着用し、肌を露出させないようにします
スカートの場合、足が出てしまいますが素足は厳禁です。
黒か肌色のストッキングをはきます。
まれに網タイツをはく方もいるのですが、網タイツは相応しくありません。
靴は足先の見えないタイプで光沢のない黒のパンプスにしておきます。
アクセサリーは白かグレーのパールであれば、ネックレスやピアス、イヤリングをしてもOKです。
不安があるならアクセサリーは一切身につけないというのもいいでしょう。
男性の場合には、スーツにネクタイでOKです。
スーツは黒やグレーのもので、シャツは女性同様に白の無地にしましょう。
ネクタイも暗めの色で地味なものを選びます。
靴と靴下は黒で統一して問題ありません。
服装に関してはもともと女性よりも男性のほうが限られていますので、そう悩まずに済むでしょう。
お子さんの服装は、制服があるなら制服で大丈夫です。
制服がない場合には、黒やグレーのものを選びます。
お子さんに関しては白を組み合わせても大丈夫ですので、男の子であればブレザー、女の子であればワンピースといった感じで考えていきましょう。
女の子の場合、スカートとブラウスの組み合わせでもOKです。
乳児の場合には、用意できるなら白か黒の服にして、それが難しい場合には極力地味な色のものを選ぶようにしましょう。
派手な原色や装飾の激しいものはNGです。
初盆での挨拶は会食のときにも
初盆での挨拶は、会食のときにも必要になってきます。
会食前に3分から5分ほどの挨拶をすることになります。
だいたいの流れは決まっていますので、そこから大きく外れなければOKです。
まずは参列者への感謝の気持ちを述べておきます。
次に、故人がなくなってからの家族のエピソードや故人本人にまつわるエピソードなどを語ります。
そして、「今後ともよろしくお願いいたします」の一言と改めて感謝の気持ちを伝えます。
最後に、食事を楽しんでほしい旨を締めとして伝えましょう。
基本的にはこの流れでOKです。
参列者の方との関係によっても違ってくるのですが、そこまで厳密に考えなくても大丈夫です。
丁寧な言葉遣いを心がけていれば、問題はありません。
不安な方は事前に内容を書き出しておいてそれを覚えるという形でもいいでしょうし、人前で話すことに抵抗がないという方であればその場で話す内容を考えるという形でも十分に対応はできるでしょう。
会食の際には参列者同士でも話しをすることになりますので、厳粛な雰囲気というのは求められません。
どちらかというと、そのまま話しやすい雰囲気になるような柔らかい口調を意識しておくといいのではないでしょうか。
まとめ
初盆の挨拶の仕方で悩む方は多いですが、実際にはそこまで難しいものではありません。
初盆の挨拶に相応しい服装で、会食後の話が盛り上がるような挨拶を心がけていくといいのではないでしょうか。
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