妊娠中のインフルエンザ感染はなんとしても避けたいですよね。
妊婦の方は、当然予防接種を受けると思いますが、夫含め家族の人
も受ける必要があることをご存知でしょうか?
今回は、胎児への影響含めて、インフルエンザの予防接種の必要性
について解説します。
インフルエンザの予防接種は妊婦だけでなく夫も必要!
誤解している方もいますが、インフルエンザの予防接種を受けたから
と言って、インフルエンザにかからないというわけではありません。
ただし、ワクチン接種をしない人はワクチン接種をした人と比べて
2.5倍インフルエンザに感染するリスクが高まるという統計結果も
あります。
また、ワクチンを接種する主な目的は、重症化を防ぐことです。
インフルエンザ自体は、1週間程度で自然治癒するものですが
妊婦は免疫力が下がっており重症化するケースが多いです。
集中治療室に運ばれるケースは一般の人と比べて10倍以上あるとも
言われています。
妊婦がインフルエンザに感染してしまうリスクを限りなく低くする
為にも、共に生活している旦那さんはインフルエンザの予防接種を
受けておくことが望ましいです。
また、同居している人がいるなら、家族全員受けておくことがベスト
と言えるでしょう。
インフルエンザに妊婦がかかった場合の胎児への影響は?
インフルエンザウイルスが直接胎児に悪影響を及ぼすことはないと
言われています。
しかし、妊婦がインフルエンザにかかってしまった場合
重症化しやすく、高熱が続くことで胎児の発育に影響がでる
可能性はあるとされています。
2009年と2010年に、新型インフルエンザが世界的大流行を引き起こした
ことを覚えている方もいるでしょう。
この時、諸外国における妊婦の死亡率が高かったことなどもあり
多くの医療機関では、妊婦の場合は、インフルエンザ予防接種が
優先して受けられるようになっています。
大切な命を守る為にも、早めに産婦人科医と相談して
適切なインフルエンザ予防接種を受けることが肝心と言えるでしょう。
また、妊婦への感染リスクを軽減する為にも、家族全員が予防接種を
受けること必要と言えます。
もし妊娠中に家族がインフルエンザにかかったら?
予防接種をしていても、インフルエンザにかからないとは言えません。
もし妊娠中に家族がインフルエンザにかかったら、即かかりつけの
医師に相談しましょう。
日本産婦人科学会は、妊婦がインフルエンザ患者と同じ部屋に
長時間滞在するなど濃厚接触した場合は、できるだけ早く
抗インフルエンザ薬を服用することを推奨しています。
焦らず、医師とよく相談して最善の処置を選択しましょう。
なお、医療機関を受診する場合は、他の患者さんへのエチケットとして
マスク着用するなど配慮を忘れないようにすることが必要です。
あげることも重要と言えます。
旦那さんや家族の方は、妊婦の不安が軽減するように
インフルエンザの予防を心がけた生活を送るなど家族全体で
協力することが求められます。
インフルエンザ対策は予防接種以外の予防策も重要
ワクチン接種は重症化のリスクを予防することが主な効果です。
基本として日頃の手洗いうがいを実行し、ウイルスが体内に侵入して
しまうのを防ぎましょう。外出時にはマスクをすることも有効です。
また、人混みを避けるなどの配慮をしていると良いでしょう。
部屋の中は加湿することが効果的です。
空気が乾燥していると、インフルエンザや風邪などの感染症にかかる
リスクが高まる可能性があります。加湿器を使う、こまめな水分摂取で
喉を潤すなど、工夫してみましょう。
十分な睡眠をとって、免疫力を出来る限り向上させることも
有益と言えます。お医者さんと相談になりますが、適度な運動で
体力をつけることも予防には効果的と言えるでしょう。
妊娠中は、普通の状態とは違いますので、適切な配慮をしておくことが
大切です。
インフルエンザの予防接種を妊婦はいつ受ける?
予防接種を受けても、抗体ができるまでに2週間ほどかかります。
インフルエンザは例年12月~3月頃流行しやすいですので
遅くとも11月の終わりから12月初旬位までには予防接種を受けておくことが
望ましいです。
妊婦の場合、優先的に予防接種を受けさせてくれる病院も多いですので
10月頃から予防接種の受付が始まったら早めに病院に行く方法も有効
でしょう。
予防接種のピーク時は大変込み合います。妊婦は混雑を避ける工夫を
することが有効と言えるでしょう。
インフルエンザ予防接種の費用は病院によって差があります。
ママ友と情報交換するなどして、自分が納得できる料金の病院を
見つけておくことも推奨できます。
まとめ
免疫力が低下している妊婦さんがインフルエンザにかかると
重症化しやすいです。
リスクを限りなく軽減する為にも、夫を含めて家族全員が予防接種を
受けておくことが望ましいでしょう。
もしインフルエンザの疑いがある時は、早めに医師に相談して適切な処置
を受けることが必要です。
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