しかし意外と潜伏期間に関する情報などを知らない場合もあります。
今回は、インフルエンザの潜伏期間の情報や、診断方法、頭痛との関連性などをまとめてみました。
インフルエンザが気になる人は、参考になるでしょう。
インフルエンザの潜伏期間はどのくらい?
インフルエンザの潜伏期間は、実は極めて短いです。
最短で16時間、最長でも5日で発症します。
平均としては、感染から2~3日以内に発症するケースが多いです。
これは、ウイルスの増殖スピードが早いことと関係しています。
ウイルスの増殖速度が早い為に、潜伏期間が短くなっているのです。
潜伏期間が短いことが、インフルエンザ感染者が出た地域で爆発的に流行する一つの原因となっています。
ただし、インフルエンザは地域に広まるのが早いですが、
患者数が一気に増えた後、3~4週間程度で終息しやすいです。
近隣でインフルエンザの流行が確認されたなら、3~4週間くらいは特に注意しましょう。
前駆症状として、身体のだるさや強い悪寒など、風邪と似たような症状がでます。
ただし、風邪の場合は、前駆症状が出てから実際に風邪だと感じるまで時間がかかりますが、
インフルエンザの場合は前駆症状の後一気に体調が悪くなることが多いです。
インフルエンザか風邪かの判断は見た目からはわかりにくいですが、
発症すると身体を動かすのが辛い程の全身症状が出ますので、
インフルエンザが流行りやすい時期に風邪に似た前駆症状が現れた時は、
念の為、病院に行くことをオススメします。
なお、インフルエンザは例え発症していなくとも感染した当初から感染力を持っているとされています。
飛沫感染や接触感染により感染してしまうので、インフルエンザ患者と接触したなら注意が必要です。
発症してから3日の間は感染力がピークに達しています。
学校なら出席停止、会社なら出社停止になるのはこの為です。
発症後、一週間程度まで感染力が持続しますので、インフルエンザが発症したら、
無理をせずに人との接触を避けましょう。
インフルエンザの診断方法を解説!
医師がどのようにインフルエンザか診断するか気になる方も多いでしょう。
一般的に、問診をして症状を確認した後、インフルエンザかどうか調べる専用のキットを使って確認をします。
検査方法としては、鼻や喉の奥を細い綿棒で拭い、ウイルスがいるかどうかチェックします。
近年のものは性能がよく、10~20分程度の短時間で診断が可能となっています。
ただし、検査をするのが早すぎると、インフルエンザウイルスがまだ体内でそれほど数が多くなっていない為に、
診断キットが反応しないこともありますので注意しましょう。
ある程度ウイルスが増えた段階でないと、正確な診断が難しいという欠点がキットには存在しているのです。
医療機関もこの欠点には改善が必要と考えており、
現在ではウイルスが微量な初期段階でも正確な診断が可能なキットを導入する動きがでています。
今のところ検査を受けるベストなタイミングは、インフルエンザ発症後12~24時間後とされています。
早すぎてもインフルエンザかどうか判別しにくいですが、遅すぎも危険です。
インフルエンザの抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に服用すると症状緩和の効果が期待できます。
タイミングを逃すと、肝心の抗インフルエンザ薬が効果を発揮しないので、
1日状態が良くないのであれば病院に行って検査を受けてみると良いでしょう。
頭痛がしたら念のため休む?
インフルエンザは安静にして早期回復を促すことも大事ですが、
同時にできるだけ感染を防ぐ工夫も必要です。
インフルエンザ発症後すぐは風邪に似た症状が出ますが、
急に起こる38~40℃の高熱、関節痛、頭痛など特徴的な症状もでます。
特に熱が出てからの頭痛は、かなり強い痛みがでることが多いです。
風邪やインフルエンザが流行りやすい冬の時期に、頭痛を伴う発熱が生じたら、
念のため学校や会社を休むことをオススメします。
病院に行って、インフルエンザかどうか確認してもらうと良いでしょう。
特に子どもや高齢者の場合は、重篤化してしまうケースもあります。
頭痛を伴う発熱が出た時は気をつけましょう。
流行前に事前に予防接種を受ける、手洗いうがいを徹底するなど、
インフルエンザ予防をしておくことも大切です。
特に予防接種は、めんどくさがって受けない人もいますが、
インフルエンザは時に命を奪ってしまう危険がありますので、
なるべく受けておくことをオススメします。
インフルエンザの潜伏期間と診断方法!頭痛がしたら休みにした方が良い?まとめ
インフルエンザの潜伏期間は短いです。
発症すると一気に症状が重くなります。
潜伏期間中も感染力があるので、インフルエンザ患者と接触した場合は注意しましょう。
病院には、早めに行くことがオススメできますが、検査キットの特徴を考慮すると、
発症後12~24時間後に検査してもらうと一番正確な診断を受けることができる可能性が高いです。
事前に予防接種を受けるなど、インフルエンザに感染しない工夫も大切と言えます。
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