小学校・中学校・高校など卒業式のシーズンになると
祝辞を任されたことにより、
あわててしまう親御さんがいらっしゃいます。
基本的にはお祝いの言葉でありますので、
子どもたちにわかりやすい文章で応援する気持ちを
込めることが大切です。
そこで、
卒業式の祝辞文章の作り方についてお話したいと思います。
祝辞を読み上げる時間配分は「3分以内」
祝辞を任されたことにより、
張り切って長文を作り上げてしまう方もいますが
実際には式の進行時間等々の問題もあり
大抵3分程度で読み終わるものにしてほしいということになります。
文字数にすると大体1200文字以上です。
学年にもよりますが、小学校の卒業式であれば、
より子どもたちが分かりやすい言葉を選んで作成することが
ポイントになります。
どんな文章にしたらいいの?
小学校の場合
小学生といえど6年生ともなれば
ある程度の知識もありますので、
あまりにも子ども扱いしたような文章は避けましょう。
また、大人からの意見といった部分も
取り入れたくなってしまいますが、
あくまでアドバイス程度に留めお祝いの言葉であることを
忘れないように文章を作ることが大切です。
中学生の場合
卒業後は完全にバラバラになってしまう友人たちとの
別れの実感がない状態です。
高校というステップアップは子どもたちの中でも、
非常に大きな階段を上ることになります。
そういった点を含め、
大人の一歩手前ではあるけれど
大人としての仲間入りを果たす年齢になるんだという点など
をエールとして文章に含めるといいですね!
高校生の場合
高校生ともなれば、もうすぐ大人です。
対等に扱っても問題はないでしょう。
大人としてのわきまえといった点も含め、
これから進む道が進学・就職と別れることにより、
進む道の世界が違うことも多く存在します。
人生の先輩として、大人としての歩む道に対するアドバイスを
伝えながらも高校までよく頑張った!
という気持ちを込めて文章を考えましょう。
保護者やPTA代表の祝辞は最後になることが多い
祝辞は様々な方から頂戴しますが、
その中でも来賓祝辞といった形で名前を呼ばれます。
順番としては先生・来賓の中の最後になることが多いようです。
つまり、あまりにも一般的なありきたりの文章になってしまうと
内容が前の方の祝辞と被ってしまうことがあります。
たとえ、内容が似たようなものだったとしても
当日は慌てずにしっかりと読み上げましょう。
急遽変えてしまったほうが失敗してしまいますので、
内容が似ていたとしても気にせずにゆっくりと読み上げることが大切です。
祝辞の内容は子どもたちに何を伝えたいかを考えよう
あまり難しく考えず、子どもたちに何を伝えたいのか?
という点を箇条書きにして出してみましょう。
書き出していくと、ある一定の傾向が出てきます。
そして、中でも多いと感じる単語が
「あなたの言いたいこと」となるキーワードです。
テーマはひとつに絞り、
あれもこれもとぶれないようにすることが
すっきりとした文章を作るコツです。
「どういった事を伝えたいのか」という結末を考えます。
意外に感じるかもしれませんが、
起承転結の結をブラさないようにするには、
結から作ってしまったほうがいいのです。
大抵の大人が言いたいことというのはかぶってしまいがちですが、
それだけ大切であるということが伝わると思います。
もちろん、似たようなことであったとしても、
ニュアンスや選び抜いた言葉が違うことでより
伝わる思いが深みを帯びることもあるのです。
子どもだからといって子ども扱いし過ぎずに、
大人だからこそ伝えられる想い・気持ちというのを
より簡潔にわかりやすくスッと頭に入る様な簡単な言葉で問題ありません。
卒業おめでとう!これからもがんばれ!
といった気持ちを込めて読み上げることが何よりも大切です。
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