年末調整の用紙の記入例があれば・・・
と思ったことはありませんか?
実際記入済みの用紙があると、従業員の方に説明するのも楽ですし
書類作成もわかりやすいですよね。
今回は、あると便利な記入例を入手する方法などをまとめてみました。
年末調整の記入例は国税庁HPで見られる?
年末調整は1年間の所得税の清算をする手続きになります。
当然管理しているのは国税庁です。
冬になると、会社から「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」や
「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」
が届くのではないでしょうか。
実は年末調整に欠かせないこの2つの用紙は
国税庁のHPから誰でもダウンロードすることができます。
まず国税庁のHPに行き、「申告・納税手続」へと進みます。
次に「税務手続の案内」の「源泉所得税関係」へ進むと
『給与所得者の扶養控除等の(異動)申告』と
『給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告』の
タブがそれぞれ用意されています。
後は、自分が見たいページをクリックすればOKです。
どちらにも記載例がPDFで用意されています。
記入例に関しては、詳しい方が個人や企業のサイトで
記入例をもとに解説してくれていることもありますが
一番確実なのは国税庁のページでしょう。
数年見ていますが、年々わかりやすいように
記載の仕方が改定されているようです。
国税庁の記載例の活用の仕方
会社がどこまで記載を求めているかにもよりますが
自分で書き方をチェックする時などに記載例は大いに役立ちます。
もし経理部などで、年末調整を担当することになったら
国税庁のHPにある記載例を熟読してみると良いでしょう。
何をしたらいいのかがよくわかります。
印刷して会社から従業員の方へアナウンスする時に活用するのも良いでしょう。
自分で記入する時、詳しい人に聞くチャンスがない場合も
心強い味方となってくれます。
本家本元の国税庁が製作したものですので、正確性は抜群です。
年末調整は、会社が手動で行ってくれる場合がほとんどですが
自分でも正しいやり方がわかっていると
お金の流れなどを把握しやすくなります。
年末調整の時期が近づいたら一度チェックしてみると良いでしょう。
最新版か確認する
年末調整の用紙は、その年の用紙が用意されています。
ついうっかり古い版のものを使ってしまったり
古い記入例を参考にしてしまうと
正しい最新版のものと違いが生じてしまうこともありますので
注意しましょう。
国税庁のHP以外で記入例をチェックした際も年が合っているか
しっかり事前に確認することが大切です。
大きく変わることは少ないかもしれませんが
古いものでは参考にならない場合もあります。
法律も変化することがありますので、自分で気をつけておくことが懸命です。
意外と見ていない裏側を読んでみるのもあり
「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」も
「給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書」も
どちらも裏側を見たことがありますか?
細かい要件に関して丁寧に記載がしてあります。
1回位は読んでおくと、年末調整をする時にスムーズに手続きを
進めやすいですよ。
とは言え、全ての控除が対象となるとは限りません。
その為、裏側に記載された事項の中にも
自分にとっては不要な箇所もあるでしょう。
まずは、該当する控除の欄だけでも熟読してみるという手段もあります。
読むのが手間だという方は、詳しい人に聞いてみることが有効です。
年末調整や税金の知識が豊富な人は
噛み砕いて説明してくれますので
ただ記入例や裏側の説明文を読むだけよりも頭に入りやすいでしょう。
知らない人も多い?税務署に無料で相談できる!
年末調整などの手続きで悩んだ時はどうしたら良いでしょう?
従業員の方なら会社の経理部に確認するなどの手段が使えますが
自分が従業員から相談を受ける立場だったら心もとないですよね。
そんな時は、税務署に相談して見る方法がオススメです。
直接行かなくとも、電話で無料相談を受け付けてくれています。
基本的に平日の相談可能時間内であれば1年中
いつでも受け付けてくれているので安心です。
ただし、年末調整時期などは混み合いますので
時期をズラして相談した方が確実でしょう。
相手に手間をかけさせない為にも、相談事項は事前にまとめておき
テンポよく確認していくことがオススメです。
行政を使えるということを知らない人も多いですが
上手く活用すれば、無駄な経費をかけることなく
的確な答えを得ることができるでしょう。
まとめ
記入例をサイトで探す人は多いですが
国税庁という一番確実な場所を避けてしまう方もいます。
わかりやすく記載してくれている個人のサイトなどもありますが
やはり一番確実な国税庁などを一度チェックしておくことが
有効と言えます。
自分で流れや書き方がわかれば、サクサク書類作成をすることができますよ。
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