お正月というと、玄関に門松を置いて・・・といったことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
確かにそれもお正月の風物詩ではあるのですが、実は神棚にもお正月の飾り方があるのです。
ご自宅に神棚があるというご家庭も多いでしょう。
神棚があるなら、やはりお正月にはお正月の飾り方というものをしていきたいものです。
飾った後の処分の仕方も含めて、しっかりと覚えておきましょう。
お正月の神棚の飾り方を解説!
まずは、神棚の飾り方です。
当たり前のことですが、神棚を綺麗に掃除しましょう。
地域によっては神棚を掃除する時期も決まっているようですので、
そのあたりは地域に合わせていくようにします。
神棚というのは神様のお家です。
そのため、きちんと神様にご挨拶をした上で、神棚にある古いお供えを除けておきます。
そして、神棚に新しいお札を納めていきます。
扉がひとつしかない場合には迷うことはないのですが、
扉が3つある場合には納める場所に気を付けましょう。
向かって右側の扉に氏神様のお札を、真ん中の扉に天照大神様のお札を、
向かって左側にその他の神社のお札を納めていきます。
引用元:https://www.isemiya.com/user_data/matsurikata.php
しめ縄は神棚の一番上のところに飾ります。
改めてご用意したお供えをして、神様にご挨拶をして終わりということになります。
これがお正月における神棚の飾り方ということになります。
お正月だからこそ神棚には特別なお供えを
先ではお正月における神棚の飾り方についてご紹介しましたが、
そこでお供えが登場しました。
もちろん、普段通りのお供えでもいいのですが、
せっかくならお供えもお正月バージョンにしておきたいものです。
通常では、向かって右側にお塩を、中央にお米を、
向かって左側にお水をお供えします。
引用元:https://www.isemiya.com/user_data/matsurikata.php
お正月には、向かって右側にお塩を、中央にお米を、
向かって左側にお水をというところまでは同じなのですが、
一番奥の左右にお酒もお供えするようにしましょう。
果物やお魚をお供えする場合には、三方と呼ばれる木製造りの台や折敷に乗せるといいでしょう。
もちろん、お正月ですので、鏡餅も飾ります。
鏡餅はお米の代わりでもいいですし、お米とは別にお供えしても問題ありません。
神棚のスペースの問題もあるでしょうから、
もしスペースが足りない場合には鏡餅だけ別のところにお供えするという形でもOKです。
神棚を飾った後の処分方法は?
お正月飾りというのは、12月13日から12月28日までに飾りつけます。
そこからいつまで飾っておくのかというのはそれぞれで違ってきます。
神棚の前のしめ縄に関しては、紙垂をつけたまま一年を通して飾ったままにしておくのが一般的です。
鏡餅は、鏡開きとして知られている1月11日に無病息災を願って食べることになります。
神棚とは別のところに門松やしめ飾りを飾っているご家庭も多いでしょうが、
これは松の内を過ぎてから処分することになります。
当たり前のことですが、古いお札は神社でお焚き上げしてもらいます。
しめ縄と鏡開きで食べてしまう鏡餅以外は、基本的に神社で処分してもらうことになります。
神社に持参された正月飾りというのは、一般的にどんど焼きやお炊き上げという形で処分されることになります。
火で焼くことになるのですが、火の神様の力によって歳神様が天界へと戻ることができます。
ただ、最近では処分に関して注意書きを出している神社も多いので、
事前に確認した上で処分をお願いしましょう。
そして、お供えです。
お供えに関しては、基本的には自宅で処分をすることになります。
お供えをして時間を置かずに下げるということであれば、
下げたものは料理に使っていただくというのもひとつです。
ただ、お供えをしてから日が経ってしまうと、料理に使うのが不安になるかと思います。
お米やお塩、お水、お酒に関しては、家の回りに撒くことによってお清めとして処分することができます。
それ以外のお供えに関しては、川や海に流す、土に埋める、塩で清めてから捨てる、
和紙で包んで捨てるといった形になります。
ただ、川や海に流す、土に埋めるというのは今のご時世だと厳しいかもしれません。
清めた上で処分する方法が無難といえるでしょう。
お正月時の神棚の飾り方と処分の方法まとめ
ご自宅に神棚があるというご家庭も多いでしょうが、
お正月にはお正月の飾り方というものを実践していきましょう。
処分の仕方もしっかりと覚えて、気持ちよくお正月を迎えられるようにしておきたいものです。
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