だるまの目入れの意味は?左右どちらから?その後は?

だるまといえば、選挙に当選した時に見かけるあの光景。

 

祝福の中、だるまに目入れが行われますよね。

 

何となく見ていましたが、そもそも“だるまの目入れ”にはどんな意味が込められているのでしょうか?

 

先に片方だけ?

 

左右どちらの目か決まっているの?など。

 

今回は、だるまに関する疑問を解消していきたいと思います。

だるまに目入れする意味とは?

だるまに目入れする意味とは?

だるまは、9年間もの苦しい修行を続けた達磨太子の姿が、もとになっているといわれています。

 

達磨太子は、洗修行により手足が腐ったという説があり、その姿を反映したのがだるまです。

 

達磨太子は、9年の苦しい修行を乗り越えた末、開眼したということにあやかり、

 

願いが叶えるように祈願して目入れが行われるようになりました。

 

願いが叶うように祈りを込めて、片側に目入れをします。

 

その後、一年以内に願いが叶ったら反対側に目入れをして感謝の気持ちを伝えます。

 

赤い色をした“だるま”が多いですが、赤は魔除け(厄除けになる)の色ともいわれてきた為、

 

だるまの色も赤色が多いといわれています。

だるまの目入れは左右どちら?

だるまの目入れは左右どちら?

開眼させるときにはどちらの目に目入れするのか、決まっているのかが気になりますよね。

 

せっかく祈願するなら、この辺りも確認しておきたいもの。

 


だるまを開眼させる時は、向かって右の目(だるま側でいうと左の目)に目入れするのが一般的です。

 

ただ、これは地域などによって違うこともあるので、購入すると時にお店で聞いてみると良いでしょう。

 

明確に決まっているわけではないので、反対に目入れしたからといって失敗したと思う必要はありません。

 

そのまま、だるまを大切に飾って願いが叶うように祈りましょう。

 

そして、願いが叶ったら反対側に目入れして、“満願”とするのです。

 

満願とは、期限内に願いが叶ったことを指しています。

だるまの目入れはマジックでもOK

選挙の時などは、筆・墨を使ってるイメージがあるので、

 

筆でないとダメ?と気になる人もいるでしょう。

 

これは、マジックでも構いません。

 

筆の方が、ご利益がありそうにも思いますが、マジックだからご利益が損なわれるといったことはありません。

 

筆で目入れしたほうが、仕上がりは綺麗かもしれないですね。

 

ただ、筆で書くときは、墨が垂れないように気を付けつけなければいけません。

 

せっかくの縁起物なのに、目から墨が垂れているとちょっと微妙な見た目になってしまいますからね。

 

また、だるまに使われている塗料によっては、墨との相性が良くないことがあります。

 

購入時に墨の使用について、聞いてみましょう。

だるまに目入れしたけどその後はどうするの?

だるまに目入れしたけどその後はどうするの?

目入れをしたあとは、綺麗に清掃した南向きの位置に置きましょう。

 

日頃、目にしやすい範囲内に置くと日頃から意識しやすくなります。

 

これには、陰陽五行説の考えが由来しているという説があります。

 

“東から生まれ、西で無くなる”という考えがあるのですが、

 

南向きにだるまを置いたとき、だるまの左目(向かって右)が東になります。

 

つまり、東から生まれる=開眼という意味合いという説があるのです。

 

願いを込めているわけですから、丁寧に扱い・綺麗な状態を保てるように気を付けてください。

 

願いを込めた限りは、雑に扱うことのないようにしましょう。

 

だるまのご利益は、1年とされています。

 

1年のうちに願いが叶えば、残った片方に目入れをして満願としてください。

 

その後、お焚き上げをしてもらいます。

 

お寺などに持っていくと、お焚き上げで供養してくれます。

 

願いが叶った後、そのまま家に置いておくのはあまり良くないと言われますので、

 

早めにお焚き上げをお願いするようにしましょう。

 

そして、新たにだるまを購入される場合は、前回より大きなだるまを選ぶと良いといわれています。

だるまに目入れしたけど願いがかなわなかったら?

願いを込めてから1年経過した時、まだ願いが叶っていないということもあります。

 

この場合、願いが叶っていなくてもお焚き上げをしてもらいましょう。

 

目入れはどうするのかというと、決まりはありません。

 

だるまの種類や地域性によっても異なります。

 

気になる方は、お焚き上げ前に購入したお店で確認してみましょう。

 

願いが叶わなかった時に、そのまま飾っておくという人もいますが、

 

ご利益は1年とされているので、今後願いを叶えるために努力されるのであれば、

 

お焚き上げに出して、新たに同じサイズのだるまを買うのが良いでしょう。

だるまの目入れの意味とは?まとめ

だるまの目入れには、達磨太子の伝説から来ていることがわかりました。

 

手足が腐ったというのは衝撃的ですが、それほどの修行を積んで開眼したということにあやかっていたのですね。

 

だるまの種類や地域性で、目入れや願いが叶わなかったときにどうするかが違ってきます。

 

明確な決まりがないですが、どうせならその種類や地域に習った方がよいので、

 

購入したお店で確認してみるとよいでしょう。

 

だるまを置いたら日頃から大切に扱い、日々祈りながら目標を目指してくださいね。

 

そして、1年経過したら、感謝の気持ちを込めてお焚き上げに出すようにしてください。

 

一年後、願いが叶っていますように。

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