75歳以上の方の方は敬老会の参加対象となります。
時代を生き抜いてきた方々が多いだけに
挨拶はどのようにしたらよいのか悩んでしまうという方も
多いでしょう。
敬老会の挨拶に困っている方は参考にしてみてください。
敬老会挨拶の5つのポイント
敬老会の挨拶には主に5つの基本となるポイントがあります。
①敬意を払って親しみやすい内容
参加者に合わせた挨拶を心がけることは
どんな場合も基本と言えるでしょう。
敬老会の場合は、あまりフランクになりすぎないほうが好まれます。
親しみを込めたとしても敬意を忘れないようにしましょう。
ただし、堅苦しい定形の挨拶文では
聞いている方もつまらなく感じてしまします。
敬老会は、長寿をお祝いし感謝を述べるとともに
親睦を深めることも意図しています。
聞いている方のことを考えて、相手が理解しやすく
友好的な内容を意識して作ると、喜ばれやすいです。
②「お年寄り」「高齢者」という言葉はNG
ある調査によると、シニアの方の9割は
自分のことを実年齢よりも若いと考えているそうです。
挨拶文の中に「お年寄り」「高齢者」という言葉を
使うことは推奨できません。
気持ちではまだまだ若いと思っている方に対して
「あなたはお年寄りです」と断定的に表現しているようで
人によっては不快に感じる方もいます。
使うとしたら「皆さん」「ご参加の皆様」といった言葉の方が
適切と言えるでしょう。
実年齢より約10~15歳若い人の話すくらいの認識で
いる方がちょうど良いと言えます。
③長すぎず短すぎない
挨拶は長すぎず短すぎない長さであることが大切です。
長すぎると聞いている方が退屈に感じてしまいますし
短すぎると味気ない印象を与えかねません。
一概には言えませんが、目安は1~2分くらいと考えておくと
良いでしょう。
挨拶は事前に練習しておくことがおすすめです。
その際に時間を計っておきましょう。
不思議なもので話している方は「そんなに長く話しいない」と
思っても聞いている側からすると長いことがあります。
不慣れな方は、誰かに練習を聞いてもらい
聴衆の立場からの長さなどを確かめておくと確実と言えます。
④速度はゆっくりめにハッキリ発音する
聞いている方が意味を把握しやすいように
ゆっくりめのスピードでハッキリと発音しましょう。
可能なら原稿を暗記して、参加者と目を合わせながら
挨拶することがオススメです。
人の目を見ることが苦手な方は、相手の眉間部分を
見るように意識していると良いでしょう。
アイコンタクトが取れていると認識してもらえます。
ハキハキと元気の良い発言の方が
言葉が聞き取りやすいですし印象も良くなります。
叫ぶわけではありませんが
できるだけ大きな声で話すようにすると
快活な雰囲気を醸し出せます。
⑤過度な激励は避ける
敬老会は感謝とお祝いの気持ちで開催される行事です。
参加者は敬老会を気楽に楽しみたい気持ちで
足を運んでいることが多いです。
過度な激励は避けたほうが良いでしょう。
穏やかで優しい語り口を心がけることがポイントです。
今後の健康を願う気持ちを込める時も
まるで説得するような強い言葉を使うのは
おすすめと言えません。
丁寧な言葉づかいで、物柔らかな態度であるように
配慮しましょう。
敬老会挨拶の基本構成
具体的な基本構成を見てみましょう。
1:祝辞、感謝の言葉 まず参加してくれた方々に対して 祝辞や感謝の言葉を伝えます
2:敬老会の開催趣旨の說明 今回の敬老会の意図や趣旨を簡単に説明します
3:お祝い、お礼の言葉 長寿に対するお祝い、社会を支えてくれていることへの お礼など、具体的な言葉で伝えましょう
4:参加者への願いや期待の言葉 健康やご多幸、長寿など、願いや今後も 期待していることという内容を伝えます
5:結びの言葉 最後は結びの挨拶で締めます |
この構成を踏まえて挨拶文を作成すると
基本を抑えているので印象良く仕上がるでしょう。
自分なりのオリジナル要素を加えられると
より魅力的に仕上がりやすいです。
敬老会挨拶の文例
例文
皆様、本日はお忙しい中お越しいただきまして ありがとうございます。
まずは敬老の日、おめでとうございます。 この度の敬老会は、皆様のご長寿と 末永いご健康を願い〇〇自治体主催にて 開催させていただきました。 どうぞごゆっくりおくつろぎくださいませ。
今日の日本の発展の為に多年に渡り多大な ご尽力をくださいました皆様に 厚くお礼申し上げる次第でございます。
お集まりの皆さまが、これからもご健康で 楽しい毎日をお過ごし頂けますよう祈念申し上げます。
簡単ではございますが、私からの挨拶とさせていただきます。 |
まとめ
敬老会に参加される方々に対してお祝いと
感謝の気持ちを伝える挨拶は
基本に沿ってポイントを押さえて作成すると
上手くいきやすいでしょう。
もし不安がある時は、前年の挨拶などを
参考にしてみることをオススメします。
細かい注意点含めて、より的確な挨拶をすることが可能です。
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