植物がどんどん育つ夏は、ガーデニングが楽しくなる時期でもあります。
しかしちょっと注意が必要なのが暑さ対策です。
最近の日本では、気温40℃近くまで上がる酷暑の日も多く、お手入れするだけでは植物を育てることに限界が生じてきます。
夏のガーデニングを楽しむためには、暑さに強い花を選んで植えることが肝要です。今回は、初心者にもオススメの夏の花をご紹介します。
植えっぱなしでOK?暑さに強い多年草の夏の花3選
夏のガーデニングのお手入れを簡単にする為にも、暑さに強い植物を選んで植えることがポイントになります。
なかでも2年以上生きる多年草は、1度植えれば枯れてもまた翌年花を咲かせてくれるので初心者でも育てやすくオススメです。
夏と相性が良い多年草をご紹介します。
1,アメリカンブルー(エボルブルス)
小さな朝顔のような青い花がかわいらしいアメリカンブルーは、夏の暑さに強いです。
見た目にも涼やかで育てやすいことから、初心者に特にオススメできる植物と言えます。
ただ、冬の寒さには弱いので、冬場はあたたかい室内で育ててあげると良いでしょう。
開花時期は5~11月であり、長い期間花を楽しむことができます。
2,インパチエンス
赤、白、ピンクなどの美しい色合いが目を引くインパチエンスは、別名「アフリカホウセンカ」とも呼ばれています。
夏の直射日光の下でもたくましく育ち、こんもりと茂るので目を楽しませてくれる植物です。
半日陰でも育ちます。比較的育てやすい植物と言えるでしょう。開花時期は5~11月です。
3,ゼラニウム
独特の香りがあるゼラニウムは、真夏と真冬以外は花を咲かせてくれる初心者でも非常に育てやすい植物です。
寄せ植えなどにも重宝されています。乾燥にも強く、たくましい丈夫な植物なので、ガーデニングに慣れていない方はゼラニウムから育ててみることがオススメと言えます。
開花時期は3~11月であり、日当たりと風通しの良い場所に植えると育ちやすいです。
シーズンごとに楽しめる!1年草の夏の花3選
1年草は、1年以内に世代を終える植物です。
1年ごとに違う植物を楽しみたい方にオススメできます。
夏の暑い時期にも強い1年草を見ていきましょう。
1,千日紅(センニチコウ)
はっきりした色合いと丸みのある独特の花が特徴的な千日紅は、真夏の暑さの中でも育つ丈夫な植物です。
切り花にしてもなかなか花が枯れないことからこの名前がつきました。
花を楽しんだ後はドライフラワーにすることもオススメできます。
色があせにくいので長く楽しむことが可能です。
開花時期は7~11月となっています。
2,マリーゴールド
夏の日差しに映える鮮やかな色彩が魅力的なマリーゴールドは、日光を好みます。
また、マリーゴールドの根には、ネコブセンチュウという働きがあり、虫の害を防いでくれます。
姿もかわいらしいので、多くのガーデニング愛好家から好まれています。
開花時期は4~11月と比較的長めである点もポイントです。
3,ペチュニア
見栄えもよく育てやすいペチュニアは、ガーデニングファンに愛されている植物です。
夏の日差しや乾燥にも強く、品種改良が盛んなこともあって様々な種類があります。
花壇を華やかにしたい時にも重宝する植物です。
開花時期は4~11月であり自分好みのペチュニアを育てることができます。
個性派にオススメ!ちょっと変わった夏の花3選
せっかくガーデニングをするなら、人とはちょっと違った個性的な植物を楽しんでみたいという方もいるでしょう。
個性派の人も満足するオススメの夏の花を3つご紹介します。
1,ランタナ・カマラ
別名シチヘンゲ(七変化)とも呼ばれるランタナ・カマラは、花の色が変化するという面白い特徴を持っています。
また、蝶に好まれるという特性があるため、バタフライガーデンの植栽にも用いられています。
暑さに強く育てやすいですが生命力が強すぎるので、植えっぱなしにしないで11月頃には刈ることをオススメします。
その際、根元側は鉢植えに植え替えてあげましょう。
2,リトルスージー
リトルスージーは小さなひまわりのような可憐な花を咲かせます。
高温多湿な夏にも厳しい冬の寒さにも強く、丈夫で世話が楽な植物として知られています。
黄色やオレンジ色の元気な色合いが夏の環境にマッチングしているのでオススメできます。
1年草タイプと多年草タイプがありますので、自分に合ったタイプを育ててみましょう。
3,ガリアシリーズ
変わり咲きが楽しめる比較的新しい品種です。
夏の暑さにも強くボリューミーな花は、見るものを楽しませてくれます。
庭植えだけでなく鉢植えにもオススメです。
様々な色合いがありますので、自分好みの花を見つけてみるのも良いでしょう。
最後に
夏の環境に適した花を選べば、夏の花のガーデニングを初心者から楽しむことができます。
あなたが気になった植物から育ててみてはいかがでしょうか?
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