自転車による交通費の節約、自転車による健康法などが取り上げられるようになり、
自転車に乗る方も多くなっています。
確かに、体を動かすことになりますし、健康的だとは思うのですが、
やはり雨の日に困ることが多くなるのではないでしょうか?
晴れた日にはそれこそ何の問題もなく自転車に乗ることができるのですが、
雨の日になると事情は変わってきます。
というのも、雨の日には傘が必要になってきます。
この傘について気になっているという方も多いでしょう。
そもそも自転車で傘をさすのは違反になるのでしょうか?
違反となったときの罰金や傘を固定している場合にはどうなるのでしょうか?
特に、傘をどこに収納しておくのかで迷う方は多いでしょう。
背負うわけにもいきませんし、かといって後ろに縛り付けておくわけにもいきません。
ハンドルのところに引っ掛けると足がぶつかってしまいますし、
下手すれば車輪に巻き込まれてしまいます。
こういうときのためにも傘ホルダーというものを持っておくといいでしょう。
自転車で邪魔になってしまう傘
日常的に自転車を利用している方であれば、
雨の日ほど憂鬱な日はないでしょう。
というのも、傘が邪魔になってしまうからです。
買い物の荷物であれば、前のかごに入れて上からビニールなどを
かぶせればいいのですが傘となるとそうはいきません。
かといって、背負うわけにもいきませんし、言うまでもなく
前のかごには入りませんし、無理やり入れたとしても危ないです。
後ろに荷物を置く台がついている自転車もあるかもしれませんが、
そこに傘を置くことはできません。
縛り付けることができても、やはり縦にしろ横にしろ危ないでしょう。
ハンドルのところに引っ掛けている方もたまにいるようですが、
ペダルが当たってしまうこともありますし、車輪に巻き込まれてしまうこともあります。
このように雨の日だから必要な傘ではあるのですが、
自転車乗りの方にとってはその傘が邪魔になってしまうのです。
邪魔になるとわかっている傘が必要になる雨の日だからこそ、
自転車乗りの方は憂鬱になってしまうのです。
傘を利用せずに雨合羽を利用するという方法もひとつではあるのですが、
雨合羽のまま自転車に乗るのは思っている以上に難しいものです。
それに雨合羽であってもそこそこ濡れてしまうという声も多いのです。
自転車で傘をさすのは違反なの?
自転車で傘をさすのは違反なのかということについてですが、
結論から言うと違反になります。
2015年の6月に道路交通法の改正がおこなわれたことは記憶にも新しいかと思いますが、
このときに自転車の取り締まりも強化されることになったのです。
自転車運転で法律違反となる行為は全部で14種類あるのですが、
危険な運転というのは安全運転義務違反にあたります。
法律で「傘をさすのがダメ」と明確に言われているわけではないのですが、
ハンドルやブレーキなどの装置を確実に操作することが義務付けられています。
自転車に乗りながら傘をさす場合、どうしても手で傘を持つことになりますので
片手運転になってしまいます。
この状態ではハンドルやブレーキなどの装置を確実に操作しているとは言えません。
そのため、傘をさしながらの自転車の運転は道路交通法に
違反していることになるのです。
もともと自転車に乗りながら傘をさすという行為は危険視されており、
それを改善するための道路交通法の改正でもあったのです。
実際に、この道路交通法の改正後には自転車の傘さし運転で
摘発される方も多く見られるようになりました。
それまで当たり前にようにおこなわれていた行為ですが、
やっと「もしかしていけないことなの?」という意識が
持たれるようなところまで来たのです。
自転車で傘をさして違反になった場合の罰金は?
自転車で傘をさしての運転をしていると違反となりますので、摘発されます。
摘発となった場合、気になってくるのがやはり罰金です。
「その場ですごい額の罰金を取られるの・・・?」
と不安になる方もいるかもしれませんが、基本的にその可能性はありません。
というのも、1回目では即罰金にはならないのです。
3年間のうちに2回目の摘発をされた場合、
警察が実施する安全講習の受講義務が発生してきます。
この安全講習の手数料が5700円となります。
この手数料も言ってしまえば罰金なのですが、
この安全講習を無視して受講しなかった場合に5万円の罰金が発生してきます。
ただ、悪質な違反者と判断されると、車のときと同じように
赤切符が切られることになります。
赤切符を切られると簡易裁判所へ行かなければいけませんし、
刑事事件扱いになりますので前科もついてしまいます。
こうなってくると罰金を払えば済むというレベルではなくなってきますので、
注意しておきましょう。
ただ、赤切符というのは普通にしていればそう簡単に切られるものでは
ありませんので、その点は安心していいでしょう。
自転車で傘をさすのが違反でも固定するのはセーフ?
自転車で傘をさすのは違反で罰金の可能性もあるということですが、
今度は「傘を固定するのはセーフなの?」という
別の疑問がわいてくるかと思います。
傘を固定するアイテムを使うこと自体はセーフなのですが、
これも厳密には決まりがあります。
傘を固定する場合、直径60cm以内で高さが2m以内であれば
OKとされています。
ただ、摘発にあたってこれを細かくチェックすることはほとんどありませんし、
一般的な傘を固定する分には問題ないと言われています。
しかしながら、警察はハッキリ言って、
傘を固定することに対しては好意的ではありません。
違反ではないものの、できる限り使わないでほしいというのが本音なのです。
実際に、傘を固定するアイテムでの事故も発生していますし、
傘を固定したからといって確実に安全であるとは言えないのです。
現時点では傘を固定するアイテムに関する規制というのはありませんが、
今後規制が出てくる可能性もあります。
安全面から考えても、傘を固定するアイテムの使用は
考えたほうがいいかもしれません。
雨の日には自転車に乗らないようにするか、自転車に乗る場合には
カッパを着用するようにしておきたいものです。
自転車のときの傘は引っ掛けると大変!
邪魔になるとはわかっていても、
雨の日には傘を持って自転車に乗るという方も多いでしょう。
しかしながら、自転車と傘の組み合わせというのは
思っている以上に危険度が高いものでもあります。
というのも、傘を車輪に引っ掛けると大事故につながりかねないのです。
実際に自転車の前の写真に傘が引っかかって、
そのまま顔面から地面に落ちてしまったとう事故は珍しくありません。
自分自身が大怪我をしてしまうのもこわいですが、
もしそれで他の人を傷つけてしまったら・・・と考えると、
もっとこわいのではないでしょうか。
もし誰も怪我をせずに済んだとしても、自転車が壊れてしまう可能性もありますし、
お気に入りの傘がボロボロに・・・という可能性もあります。
街中では自転車に傘を引っ掛けている方も多いようなのですが、
実はとてもリスキーな行為なのです。
「自分は大丈夫」なんて思っていると、大変なことになるかもしれませんよ。
自転車のときの傘は傘ホルダーで安心?
自転車のときの傘の問題というのは、
傘ホルダーを使うことで解決できるかもしれません。
というのも、最近では自転車の方でも安心して
傘を持ち運ぶことができるように、自転車に取り付けるホルダーが出ているのです。
自転車に取り付けることによって、
傘をしっかりと固定することができますので、
車輪に傘が巻き込まれる心配もありませんし、
傘をどうするかということで悩む必要もなくなってしまうのです。
ただ、傘ホルダーというと「高そう・・・」と思っている方もいるでしょう。
しかしながら、実は自転車に取り付けることのできる
傘ホルダーというのは100均でも入手可能になっているのです。
もちろん、100均で購入できる傘ホルダーというのは最低限の作りになっています。
そのため、説明を読まずにでたらめに取り付けると、
かえって事故の可能性を高めてしまうかもしれません。
100均の傘ホルダーを使う場合には、
説明を読んだ上で正しく取りつけるようにしましょう。
もし、100均の傘ホルダーでは不安ということであれば、
通販ショップなどでも傘ホルダーを購入することができます。
1000円もあれば十分しっかりとしたものを購入することができますので、
機能面やデザインなども考慮しつつ、
納得できる傘ホルダーを購入しておくといいでしょう。
傘ホルダーをひとつ取り付けるだけで、
雨の日の自転車の憂鬱さから解放されて、
かなり快適になるのではないでしょうか。
自転車で邪魔になる傘!まとめ
自転車乗りの方にとって傘というのは邪魔になります。
引っ掛けると大事故につながることもあります。
自転車で傘をさすのは違反になります。
即罰金ということはほとんどないものの、罰金の可能性は十分にあります。
傘ホルダーを購入して、取り付けておけば安心ですし、快適になります。
しかしながら、現時点では傘を自転車に固定するのはセーフですが、
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