夏になるとよく聞く「夏バテ」。
もしかしてコレって夏バテ?と感じることがあるかもしれませんが、実際のどんな症状かと聞かれると、よくわからないという方も多いでしょう。
今回は夏バテの主な症状やセルフチェック方法、症状別の対処方法などに関してまとめてみました。
夏バテの症状とは?セルフチェックしてみよう
夏バテという病気があるわけではありません。
夏バテとは夏に見られる体や精神面の不調のことをまとめて称する呼び方です。
具体的には主に以下の3つの症状が現れます。セルフチェックしてみましょう。
1全身のだるさや疲労感、むくみや倦怠感
夏バテの代表的な症状が全身のだるさなどです。
疲れがとれなかったり、なんとなくけだるいといった症状で現れます。
寝込むほどではないので、そのまま我慢してしまう人も多いですが、放っておくと睡眠不足を招いて体調が悪化したり、さらに疲労感が増すなど悪循環に陥ってしまうこともあります。
2食欲不振、下痢、または便秘
胃などが弱り、消化器の機能が低下すると、食欲が減少していきます。
また、さっぱりしたいからと冷たいものばかりとりすぎると、下痢や便秘を起こしやすくなってしまいます。
3イライラする、熱っぽい、立ちくらみ、めまい
自律神経の働きが乱れることで、精神的または身体的な症状として変化が現れます。
無気力や吐き気といった症状が見られることもあります。
いかがでしたでしょうか?
当てはまるものが1つでもあれば、夏バテを引き起こしている可能性が高いです。
甘く見ていると夏風邪などの病気に発展したり、うつ病などの精神的疾患を発症することもありますので気をつけましょう。
夏バテの主な3つの原因
なぜ夏になると夏バテを引き起こすのでしょうか?その原因は主に3つあります。
1:体内の水分やミネラルの不足
夏の強い日差しを浴びると大量の汗をかきます。
この汗で、体の中の水分とミネラル分が排出されてしまいます。
汗をかきすぎるとミネラル成分と水分の不足を引き起こし夏バテの原因になります。
2:自律神経の乱れ
野外は暑いのに、室内はエアコンがきいているなど、温度差を感じやすいのが夏場です。
急激な温度差は、体力を消耗させ体温を調節する自律神経の働きを乱してしまうことがあります。
その結果様々な夏バテの症状が発症してしまうのです。
屋外と屋内の温度差は5℃以内が望ましいとされています。
3:食欲不振による栄養不足
また、暑いからといって冷たいものばかりの偏った食事をしていると、内臓を冷やしてさらに働きを悪くしてしまうとともにやはり栄養不足になってしまいます。
夏バテの症状別対処方法
原因がわかったところで対処方法をご紹介します。
ポイントなるのは規則正しい生活です。
夏バテの症状が出た時は、体や心が弱っています。
無理せず休息を取り、生活を見直してあげることが大切です。
対策1:十分な水分補給
まずは体に水分をしっかり補給してあげましょう。
のどがかわいてから水分をとるのではちょっと遅いです。
のどがかわく前に水分をとってあげることがポイントです。
また、スポーツドリンクなどで塩分やミネラルも補給してあげましょう。
対策2:睡眠をたっぷりとり休息する
夏バテが起こっている体は疲れがたまりがちです。
睡眠をしっかりとって体を休ませてあげましょう。
ぬるま湯にゆっくり浸かるのも効果的です。
乱れていた自律神経が調整でき、体も心もリラックスすることができるようになります。
睡眠の質も良くなるのでおすすめです。
対策3:栄養バランスの良い食事
たくさん食べる必要はありませんが、栄養バランスの良い食事を少量で構わないのでとってあげることが肝要です。
野菜や果物、肉、魚、良質なタンパク質など、栄養価の高い食事を心がけましょう。
体に栄養を十分行き渡らせてあげると早く回復する可能性が高まります。
対策4:適度な運動
軽いジョギングや無理のない範囲のウォーキングなど、適度な運動は乱れがちだった自律神経を整えてくれる効果があります。
外にでるのが辛い時は、室内でできるストレッチなどを取り入れる方法も有効です。
適度に運動してあげましょう。
対策5:生活を見直す
夏バテは体からのSOSとも取ることができます。
早く元気になる為にも、普段何気なく行っている、睡眠や食事、運動などの習慣を見直してあげましょう。
出来る範囲で、体が心地よいと感じるバランスの良い生活に戻してあげることが大切です。
規則正しい生活を送ると、回復も早くなる可能性が高いと言えます。
我慢をしたり、無理を重ねてしまうのは逆効果です。
自分を労ってあげましょう。
休息も時にとても大事です。
まとめ
夏バテになったら早めに対処したあげることが重要です。
おかしいなと思ったら、一度立ち止まって自分の症状をチェックし、必要な対処を行うようにしましょう。
子どもやお年寄りなどは特に注意が必要です。甘く見ないで、症状が軽い内に対処してしまいましょう。
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