日本には梅雨がありますが、梅雨というと鬱陶しいイメージを持っている方も多いでしょう。
実際に湿気も多くなりますし、なんとなく気分が落ち込んでしまうという方もいるかと思います。
しかしながら、そんな日本の梅雨を華やかなものにしてくれるのがあじさいです。
あじさいを見るだけで「梅雨も悪くないかな?」と思えてしまうくらいの魅力を持っています。
学校に植えられていることも多いですし、街中でも結構見かけるあじさいですが、その育て方を知らないという方も多いのではないでしょうか。
あじさいの育て方について
あじさいの育て方についてですが、あじさいを育てるのは難しいものと思っている方も多いでしょう。
しかしながら、あじさいというのは初心者の方でも安心して育てられるレベルの植物になります。
あじさいの鉢植えを購入する場合には、水が切れないようにこまめに水やりをしましょう。
庭植えにすると、こまめな水やりも不要になりますので、よりいっそう楽になります。
土選びに関してもそこまでこだわる必要はありませんし、よくわからないようであれば剪定もしなくとも大丈夫です。
ただ、土はこだわるのであれば水はけのいいものがいいですし、剪定をしたほうが長くあじさいの花を楽しむことができます。
花もたくさんつくようになるでしょう。
「あれこれ言われてもわかんない!」「そこまでお手入れする余裕がない」という場合には、基本的にあじさいの鉢植えを半日陰において、水を切らさないようにすればいいだけなのです。
庭植えにしてしまえば、唯一のお手入れである水やりからも解放されることになります。
綺麗な花がつきますし、色も綺麗なあじさいなので、手がかかるように思われがちなのですが、思っている以上にお手入れが楽な花でもあるのです。
ただ、花を長く楽しみたい、たくさんの花を咲かせたいということであれば、その分、お手入れを増やしていくという形になるのです。
あじさいの育て方で冬はどうする?
梅雨の時期に咲き誇るあじさいですが、さすがに1年中咲き誇ってくれるわけではありません。
あじさいは11月から2月までの間、休眠期に入ることになります。
冬になれば、葉っぱが落ちてしまいますので、あじさいに詳しくない方が見れば、枯れているようにしか見えないでしょう。
しかしながら、あくまでも休眠期に入ったというだけで枯れてしまったわけではありません。
ここで枯れてしまったからとあじさいを処分してしまおうとしないことです。
見た目は枯れているように見えるかもしれませんが、中では春に向けて確実に準備を進めているのです。
基本的にあじさいというのは手のかからない植物なのですが、冬の時期に関しては注意が必要です。
というのも、あじさいは乾燥した冷たい風を嫌うのです。
あじさいの葉っぱが落ちて枝だけの状態になるのですが、この枝の先には花芽ができます。
しかしながら、せっかくできた花芽も乾燥した冷たい風で枯れてしまうことがあるのです。
下手すれば、せっかくのあじさいの株自体がダメになってしまうこともあります。
風に当たらない、温かいところに移動させるようにしましょう。
鉢植えのまま冬を越すのであれば、土が乾いたら水やりをするようにしましょう。
庭に植えているのであれば、水やりは必要ありません。
水やりだけではなく、できれば肥料も与えておきましょう。
あじさいの育て方における剪定は?
あじさいの育て方における剪定についてですが、基本的に休眠期には必要ありません。
ただ、うどんこ病の発生などを予防したい場合には、休眠期でも剪定をするといいでしょう。
その際には、風通しがよくなる程度の剪定で構いません。
枯れた枝や細い枝、古い枝などを根元から切り取るようにしましょう。
休眠期以外での剪定は、あじさいの花が咲き終わった後でおこないます。
このときは花から数えて2段目くらいの葉っぱのところで切ります。
もったいないと感じるかもしれませんが、これによってよりあじさいの魅力が増すのです。
秋頃になってくると剪定をおこなったところから新たに枝が伸びているかと思います。
これをまた切り落とせば、剪定はそれで終了です。
剪定をすることによってあじさいが弱ってしまうのではないかと不安に思うかもしれませんが、あじさいは繁殖力がすさまじいので剪定をしてちょうどいいくらいなのです。
剪定をしないままではむしろ咲過ぎの状態になってしまいますので、あじさいを綺麗に楽しむためにもおこなっておきたいものです。
まとめ
日本の梅雨を彩ってくれるあじさいの育て方は、意外に簡単です。
冬のお手入れや剪定をおこなってくことによって、より綺麗な状態で長くあじさいを楽しむことができるでしょう。
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