節分というと、豆まきが定番です。
しかしながら、その豆まきに並んで定番となっているのが巻き寿司です。
毎年のようにいろいろな巻き寿司が登場するので、
どれにすればいいのか迷ってしまうという方も多いでしょう。
また、気になるのが毎年恵方と呼ばれる方角の決め方です。
ここでは、節分の巻き寿司はどのようなものがいいのか、
方角の決め方といった疑問に答えていきたいと思います。
節分の巻き寿司はどんなのがいい?
節分のシーズンが近づくと、スーパーからコンビニから百貨店までさまざまな巻き寿司を出すようになります。
最近では巻き寿司風のスイーツやお菓子なども見かけるようになりました。
もちろん、巻き寿司が苦手な方はスイーツやお菓子などでもいいでしょうが、
そうでないならばやはり巻き寿司で節分を迎えたいものです。
ただ、巻き寿司も年々種類が増えているので、どのようなものを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
いろいろな具材がありますし、その具材ひとつひとつに何か理由がありそうなものです。
確かに、節分の巻き寿司の具材に関しては諸説あるのですが、
実は具材に明確な理由があるわけではありません。
つまり、具材は何でもOKなのです。
実際に、出回っている巻き寿司の具材もかなり自由になっていますよね。
ですが、一般的には節分の巻き寿司では7種類の具材が好まれます。
というのも、七福神にちなんでいるのです。
7つの福を巻き寿司で巻き込むという意味を込めて、7種類の具材が好まれています。
もちろん、7種類でなければいけないというわけではありませんが、
少しでも縁起のいいものを・・・と考えているのであれば、
7種類の具材のものから選んでいくといいでしょう。
7種類の具材にもさほどこだわらないという方であれば、
基本的には自分の好きな具材を選んでOKです。
豪快にマグロだけの巻き寿司でもいいですし、
コンビニやスーパーでお馴染みのサラダ巻きなどでもいいでしょう。
自分が食べるものですから、食べたいもの、おいしく食べられるものを選ぶようにしたいところです。
節分の方角の決め方ってどうなってるの?
では、節分の方角の決め方はどうなっているのでしょうか。
節分では恵方を向いて巻き寿司を食べるので、恵方巻きと呼ばれています。
この恵方というのは、文字通り、縁起のいい方角のことを指します。
恵方というのは、歳徳神様がいらっしゃる方向のことです。
歳徳神様は、名前の通り、その年の福徳を司る神様です。
その神様がいらっしゃる方向に向かって、巻き寿司を食べるのが恵方巻きなのです。
この恵方というのは、4つしかありません。
「東北東やや東」、「西南西やや西」、「南南東やや南」、「北北西やや北」の4つなのですが、
この恵方を5年周期で決めて繰り返しているのです。
つまり、今から5年後の恵方は今と同じということになりますね。
これは決め方がどうのという話ではなく、最初から決まっていることです。
節分の恵方は作法を守って福を引き寄せよう!
節分に恵方を向いて巻き寿司を食べる・・・これが恵方巻きです。
ただ、この恵方巻きには恵方を向く以外にも作法があります。
ひとつは、一気に食べることです。
一般的な巻き寿司はカットされた状態で食べるものですが、
恵方巻きとして食べるときにはカットせずに豪快にかぶりつきます。
カットしないのは、「縁を切らない」という意味が込められているそうですよ。
ちなみに、最近では恵方巻きという呼び方が一般的になっていますが、
恵方巻きという呼び方が浸透する前には「まるかぶり寿司」と呼ばれていました。
普段はなかなかできないことなので、楽しみながら巻き寿司をまるかぶりしていきましょう。
もうひとつは、黙って食べるということです。
基本的に恵方巻きとして巻き寿司を食べるときには、おしゃべりをしてはいけません。
1本を食べ切るまで黙っておかなければいけません。
地域によっては目を閉じて食べる、笑顔を浮かべながら食べるといったこともあるようです。
どちらにしても、おしゃべりは恵方巻きを完食してからにしましょう。
食べている途中でおしゃべりをしてしまうと、福が逃げてしまうと言われています。
節分の巻き寿司と方角の決め方まとめ
節分の巻き寿司は7種類の具材が好ましいですが、
基本的には自分の好きな具材で選んでOKです。
意外に知られていないのですが方角の決め方に関しては
毎年誰が決めているのではなく、最初から決まっているのです。
スポンサーリンク